電源が入らない
9月20日(金)夜、数か月ぶりにiPad Pro 10.5 を手に取った。が、電源が入らない。
バッテリー切れかと思ってLightningケーブルで充電を始めたが一向に真っ暗で充電されている気配が無い。
少々心配になって似たような状況で回復した事例が無いかネットで調べてみた。
あるブログにバッテリーが完全放電してしまうと同じような状況になることが書かれていた。
強制再起動など紹介されていた回復策を試してみたが変化無。
完全放電してしまうと充電自体が出来なくなるようなのでこのまま充電されなかったらどうしようかと思ったが一晩置いたら充電できているかもと期待して充電コードに接続したままその日は諦めた。
このiPad Proは購入して1年5か月経っていたので保証期間が終わっている。つい2か月ほど前、Apple Watchが起動しなくなった際は保証期間中だったので無償で新品に交換されて戻って来たことを思い、買ってからほとんど使っていなかったことを後悔した。
常時使っていればこうはならなかったのにと悔やんだ。
モバイル保険に入っていたが
その時、iPhoneXを購入した際に純正だと高いので一般のモバイル保険に入っていたことを思い出した。確かサブ端末を無料で追加補償してくれる制度があったと思い出した。さっそく調べてみるとiPad Proをちゃんと追加加入させてあった。
「やったー」と思って、これならバッテリー交換しても代金が戻ってくると喜んだ。翌日の結果次第で依頼しようと思った。
翌朝、期待して操作したが昨夜と全く同じで変化なし。いよいよご臨終かと思ってバッテリー交換の手続きをしようと思ったが、ネットでモバイル保険の補償内容を確認しているときに「バッテリー交換は補償対象外」という文字が目についた。バッテリーは消耗品だから保険では補償されないらしい。つくづくこの iPad Pro は運に見放されているらしいと溜息。
バッテリーの交換だけなら10,800円(税抜)なので仕方ないかと思いつつ、なおも諦めきれずとりあえずAppleのサポートサイトにチャットで問い合わせてみた。
Appleサポートの返事は
チャットは直ぐに繋がり(iPhoneを使ったので入力に手間取り、先方の担当者から「このまま応答が無いと切れてしまいます」というメッセージが続いたが・・・)強制再起動など自分で一通りやったことを再度教えてくれたが、結局修理に出した方が良いと言われた。
保証期間が終わっているので48,800円費用が掛かりますと言われたので、バッテリー交換では駄目なのか聞いたところ、症状としてはバッテリー交換で解消されるものとは断定できないので「修理」としてしか受け付けられないということだった。ただしショップへ持参すればバッテリーが原因ならバッテリー交換で済みますとも言われた。
48,800円なんて高価すぎると思い、町の修理ショップを探して電話で問い合わせてみた。しかし、普通のiPadならそれ程でもないが Proだと下手をすれば純正の修理より高価になりますよと言われた。万事休す。
修理の予約を入れる
モバイル保険はバッテリー交換は補償外だが修理で本体交換した場合は補償するらしい(こちらも保険会社とチャットで問い合わせて確認した)。多分Appleの修理費が高額なのは丸ごと交換するからだろうと思い、もしショップへ持っていきバッテリー交換で済まなかったら48,800円出し、後からモバイル保険で30,000円分だけ補償金を貰うしかないなと諦め、Appleサポートで週末に修理の予約を取った。
この間もずっとiPad Pro の充電は続けていたが全く変化なし。
思わぬ展開で
ところがである。3日目の23日夜、最後のあがきとばかりPCに繋いでITunesを開いてみた時、iTunesが何かリフレッシュしたような反応をしめした。iPad Proを認識したのかと思ったがITunes側にiPad Proはやはり出てこない。しかし、そのまま強制再起動をしようと電源スイッチとホームボタンを押したら、何と画面に空状態のバッテリーの画像が表示したではないか!!思わず「映った!」と呟いた。
これまで何をしても画面は真っ暗だったのに、この時からホームボタンを押せばバッテリーの画像が表示するようになった。
5分程おいてから押すといつもの背景が画面一杯に映って充電1%と表示した。
復旧直後の画面
下の画像は充電2%のときのものである。
その後順調に充電され翌朝100%になったときのバッテリーの状態
結論:がまんして充電し続けるべし
長々とiPad Pro の復活の経緯を書いたが、もし同様の現象でお悩みの方いたら「3日間は充電し続けて」と言いたい。
Appleサポートの予約は早速キャンセルした。
充電に時間が掛かったのは確かだが、バッテリーは消耗してはいなかった。