2008年06月04日

ヘイリーからの贈り物



今回のアルバム「純~21歳の出会い」を通して感じるのは、ヘイリーの声ってこんなにも可愛かったのかという驚きである、今までは可愛いというより美しいという印象だったから。
これは歌っているのがポピューラーソングで、あまり高音域を使わないせいもあるのだろう。
そうしたなかでも「ハナミズキ」「雪の花」が一番ヘイリーらしい美しさをたたえている。
英語詩も違和感無くピッタリしてそのままヘイリーの新曲と言っても良いくらいの出来である。

最初のアメイジング・グレースでもわかるが、ヘイリーの日本語はほとんど日本人の発音に近いので、できれば丸ごと日本語で歌っても良かったのではとさえ思う曲がいくつもある。
「時代」の最後の部分を日本語で歌ったが、実にしっくりとしていて、これなら最初から日本語でも良いと思った。

限定版のみのボーナス曲「白い色は恋人の色」は全部日本語で歌っているが、これは何とも言えないくらい可愛いくて清清しい歌だ。

このアルバムは日本のファンへのヘイリーからの贈り物といえよう。
幸せなひとときを私たちに与えてくれる歌姫に心から「ありがとう!」
posted by なっちゃん at 21:59| 静岡 ?J| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

ヘイリーの新しいアルバムは英語詩による日本のポップス

このジャケットの写真が素敵だ!!

B0017SVGUW純~21歳の出会い~ヘイリー・ミーツ・ジャパニーズ・ソングス-デラックス・エディション(初回限定盤)
ヘイリー 本田美奈子.

UNIVERSAL CLASSICS(P)(M) 2008-06-04
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下のサイトでサンプルが聴ける。
http://www.universal-music.co.jp/classics/hayley_westenra/uccl1126japanesesongs.html
「ハナミズキ」と「雪の華」はオリジナルを聴いたことがないので
まるでヘイリーの新曲のように感じた。とても美しい。

またこのCDにも収められているアメイジング・グレースを一部日本語で歌っているプロモーションビデオがYouTubuで見られる。
(本田美奈子との擬似デュエットだが、ヘイリーだけで歌って欲しかったなぁ)
http://jp.youtube.com/watch?v=0__PmSQLlzs
posted by なっちゃん at 12:34| 静岡 ?J| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月23日

ピアノの森・15巻(限定版) 物語も音楽も見事に生かした限定版仕様

さんざん待たされた挙句の発売日の今日、近くのショッピングセンターにある○○屋書店に電話したところ、ピアノの森15巻が入荷しているのを聞きつけた。更に限定版の方は1冊だけ入荷していることを聞き、とりあえず取り置きしてもらい昼休みに出かけた。
限定版に付いているショパンコンクールの課題曲を収録したCDが誰の演奏家を確認しないと買う気になれなかったので(^^;

だが、ネットでいろいろ調べてみるとどうやらアニメでも演奏したアシュケナージと判明したので安心して購入した。
限定版の帯には「カイの音が聴ける!」と書いてあったが「カイの音?」とは何ぞやと考えてみると、これはもうアニメで使われたアシュケナージの演奏のこと以外にはないではないか。

ピアノの森 15 限定版 (15) (プレミアムKC)ピアノの森 15 限定版 (15) (プレミアムKC)
一色 まこと

講談社 2008-05-23
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CDの収録曲は以下の通り
・エチュード ハ長調 作品10-1
・エチュード イ短調 作品10-2
・ノクターン 第3番 ロ長調 作品9-3
・ワルツ 第8番 変イ長調 作品64-3
・ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
・ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64-1「子犬のワルツ」
・バラード 第4番 へ短調 作品52
・24の前奏曲 作品28から
 第13番 嬰へ長調
 第14番 変ホ短調
 第15番 変ニ長調「雨だれ」
 第16番 変ロ短調
 第17番 変イ長調
 第18番 へ短調
 第19番 変ホ長調
 第20番 ハ短調
 第21番 変ロ長調
 第22番 ト短調
 第23番 へ長調
 第24番 ニ短調


家に戻って(帰宅途中で半分程読み、いよいよカイの演奏の前で一旦止めた)CDを聞きながら続きを読んだら、確かにカイの演奏の順番通りにCDが収録されているのが判った。そこでもう一度カイの演奏場面に合わせてCDを最初から聞きなおすと、オオッ素晴らしい!!エチュード作品10-1と10-2の演奏が、会場に与えた風の雰囲気が見事に伝わってきた。この曲目の順番は絶妙と言える。

アニメで初めてピアノの森のピアノが鳴った。普通は読者の想像の音で彩られた物語が、実際の音楽と共にそこにあると一層感動が増すのを実感した。
優れた映画音楽がそうであるように、また適切な解説がされたクラシック音楽がそうであるように、感動を一層深めてくれる。

ショパンをほとんど聞いたことがないせいもあり、曲名だけではどんな音楽なのか全くわからない。また曲だけをただ聴いただけではその良さにも気がつかない。
それがこの物語と音楽が出会ってその両者が共に互いを助けてこれまでに味わったことのない感動を呼び起こしてくれる。

「ピアノの森」の優れた魅力の一つに、絵のみで音(音楽)を聞かせるところがあるが、ショパンコンクールという実際の現場でショパンのピアノ曲という現実の音がある以上、演奏曲を聞かずして本当のカイの戦い(生き様)を知ることはできないのではないか・・・とこのCDを聞いて初めて気が付いた。

この付録は15巻に限って言えばベストマッチングだと思う。
今後二次予選、本選へと続く(と思うが)なかで同様の限定版がでるようであればぜひ買いたいと思うほどだ。
posted by なっちゃん at 12:50| 静岡 ????| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月04日

フリッツ・ヴンダーリヒの芸術性の秘密

20世紀最高のテノール歌手と言われたヴンダーリヒだが、若くして事故死したためその録音された歌以外にはほとんど知らなかったが、このDVD「ライフ・アンド・レジェンド」で彼の生い立ちや知られざる人柄とその芸術性の軌跡について初めて知ることが出来た。

最も印象的だったことは、オペラ歌手からリート(ドイツ歌曲)歌手への転向の際、その苦悩と努力が彼の伴奏者としても知られるギーゼンの口から語られたものだった。

正直、あれ程素晴らしいシューベルトやシューマンの歌曲集を残してくれた彼がそれをものにするのに大変な努力があったとは思いもよらなかった。
天性のものと思っていた歌唱力も初めはギーゼンから徹底的に否定され、一からやり直すほどの努力を行っていたのだ。(その練習中の録音が聞ける)。
その結果、後にギーゼンから彼は完璧で何も言うことはないと語るまでに至る。
我々はヴンダーリヒを指導したギーゼンにも感謝しなければならない。

さて、このDVDには彼を知る友人や音楽家達がインタビューに登場している。
ヴンダーリヒの親友でもあるヘルマン・プライや20世紀最高のバリトン歌手のディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウも登場している。

プライの場合は友人としての仲の良さがよく伝わってるが、フィッシャー=ディースカウのインタービューは「あれっ?」と言う感じで他とちょっと違う。
彼のはヴンダーリヒを褒めている箇所がない。
批判をしているのではないが、お世辞も言わない。言わば宿命のライバルだから上手いのは当然で今更自分が言うことではない、とでも言わんとしているかのようだ。
彼とヴンダーリヒがカイベルトの指揮でマーラーの「大地の歌」を演奏した時(この時のライブがCDで出ている)のエピソードを語っているのが、唯一二人の間柄が良好だったことを感じさせてくれるものだ。

補足:-----------------------------------------------
これを書いた後「自伝、フィッシャー=ディースカウ 追憶」を読む機会があり、そこに書かれたヴンダーリヒとのエピソードを知ることができた。フィッシャー=ディースカウはヴンダーリヒの声をはじめて聞いたとき仰天したそうだ。引用すると「・・・それを聞いて私は仰天した。声にうっとりするほどの艶があり、加えて、そこには不可欠な要素である金属的な輝かしい響きがごく少量ながら含まれていたからである。これはドイツ語のテノール歌手からは、もう長い年月聞かれたことのなかったものであった。」、感動したフィッシャー=ディースカウはレコード製作者に繰り返し訴え、その結果ヴンダーリヒの最初のレコード録音が実現されることになったそうだ。
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またドキュメンタリーのなかではカラヤンとの比較をしているところがある。
芸術的には両者は良好だったが、嗜好やスタイルでは正反対だとある。カラヤンは都会的でヴンダーリヒは牧歌的な生活スタイルを望んだ。
実際ヴンダーリヒがプライベートで撮影したビデオ映像には田舎で暮らすメタボ気味の人の良いおっさんとして登場している。

ライフ・アンド・レジェンドライフ・アンド・レジェンド
ヴンダーリヒ(フリッツ)


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posted by なっちゃん at 12:34| 静岡 ????| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月30日

フリッツ・ヴンダーリヒの奇跡の歌

久々に彼の歌うシューベルト「美しき水車小屋の娘」を聴いた。
その余りの見事な歌唱にうっとりとしてまた、余りの美しさ・切なさに涙が出る。
こんなにも素晴らしかったとは・・・。
これまではシューマンの「詩人の恋」が大のお気に入りだったが、それに匹敵する程の感動だ。
どちらかといえば「水車小屋」は「詩人の恋」とくらべると歌自体が古臭い感じを抱いていたのだが、今日聞いてみて全くの誤りだと感じた。シューベルトの作品自体もさることながら、これはヴンダーリヒの歌唱の見事さ、青春の素直で瑞々しい感情の発露の賜物だろう。45年前(1965年)の昔の歌声ではない。
彼の声は何とも言われぬ色気があり、下手をすれば甘ったるさに落ちる手前で品位を失わない。ラファエロのマドンナのように大衆性と宗教性の幸せな融合を感じる。35歳という若さで亡くなったのは惜しまれるが、それがかえって一層彼の歌を奇跡的な作品にしているように思う。

シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」ヴンダーリヒ(フリッツ) シューベルト ギーゼン(フーベルト)


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シューマン:詩人の恋
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starこれを超える「詩人の恋」はもう出ないだろう
starいい声、いい音楽

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私がAmazonのカスタマーレビューに載せた「詩人の恋」も合わせて紹介しておく。

ヴンダーリヒの歌う「詩人の恋」を聴いてもう十数年も経つがこれを超える演奏は聴いたことがない。他のテノール歌手のCDも何枚も持っているが、ヴンダーリヒの歌唱は次元の違いを感じる。官能的な歌い出しと曲間の絶妙の間合いに毎回うっとりして聞き惚れてしまう。他の歌手のは連作歌曲という構成を本当に理解していないように感じる。ヴンダーリヒのは本当に全16曲が一作品(1曲)として歌われているのを感じる。
これを超える演奏はもう出ないのではないかと思う。
確かに声は甘い方だろう。でもそれが嫌味にならないロマン派の歌曲を彼ほど自然に情感込めて歌う歌手はいないし、もう出ることもないだろう。
posted by なっちゃん at 00:20| 静岡 ????| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする