2009年10月12日

「マルホランド・ドライブ」の謎

デビッド・リンチ監督の映画「マルホランド・ドライブ」を二日連続で見た。
最初見終わったときは、何がなんだかさっぱり分からなかった。
普通の映画じゃない・・・・というか、普通の映画のような展開でないのでどう解釈したらいいのか全然見当がつかない。
疑問符が幾つも付いたままあっけなく終わってしまったのだ。「えーっ?これで終わり?何これ?」という感じだった。

この映画を見ることになったのは「怖い絵」の著者として有名な中村京子の「恐怖と愛の映画102」を読んだ妻が面白そうということで借りてきたからだ。

自分はその本を読んでないので、全く予備知識なしで見た。オープニングが変な感じはしたがすぐに普通のサスペンス映画の展開になったのでその展開を予想しながらみていたのだが、ところどころどういう複線なのかよくわからない場面が現れて、なんとなく変な感じがしていたら、突然SFかとも思えるような幻想めいた展開になってしまい、登場人物の名前が逆転したり人間関係が全く変ってしまい、なんとか頭の中で整理しようとしているうちに、突然話が終わってしまったのだ。

呆然としながら、妻に判るか?と聞いてみると妻も判らないというので、中村京子の解説を読んでもらった。すると、少し合点がいくような気がしてきた。この解説がなければ全く見当が付かない・・・少なくともすぐには判らなかっただろう。

中村京子の解説
「キーワードは「夢」。無意識のうちに脳に引っかかった「現実の断片」が、夢の中で無秩序に脈絡なく、しかも視点を変えて繰り広げられることは誰もが知っているが、そんな混沌が生き生きと鮮明に描かれるのが映画の前半。逆に後半は、靄のかかったような「現実」だ。」

この解説が、にわかに映画の全体像を理解させてくれた。それでもいろいろ判らないことが多すぎるのも事実で、妻ともう一度翌日見ることにした。
今度はほぼ90%理解できた。どこから夢が始まり(「ああ、ここから夢が始まったのか」と気が付いたときは嬉しかった。)、どこで夢が終わって現実になったかが良くわかった。それでも夢の出来事の原因となる現実の出来事がどう関係してくるか、夢のなかでの人間関係と現実の人間関係について、重要な青い鍵にまつわる現象(物と人)については、映画が終わってからも、時々思い出しては妻とこれはこういう意味じゃないかと話し合った。

映画を見終わった後、これほど考えることが多く、しかも謎解きをするみたいに思わず考えてしまう面白い映画は初めてだった。

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posted by なっちゃん at 20:02| 静岡 ☁| 映画・TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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