2009年11月16日

NHKスペシャル:魔性の難問 -リーマン予想・天才たちの闘い-

昨夜放送されたこの番組は久々に知的好奇心を大いに満たしてくれた科学番組だった。
以前、ポアンカレ予想を解決したロシア人の番組を見たが、それ以上に興奮させられた。
リーマン予想というのはこの番組で初めて知ったのだが、ゼータ関数についても実に判りやすく解説してくれていた。実際の数学の解法は全く知らなくてもその問いかけるものについての説明が抜群に面白かった。

素数の成り立ち・・・というか素数の秘密(暗号)が何と原子核のエネルギーの秘密と関係するという想像すらしなかった事態には驚きを禁じえない。
番組に登場するフランスの老数学者が今年、4度目の(過去の3回の証明は間違いだったということだが)リーマン予想の証明をしたということだが、その証明が本当に正しいか判るには2年間のあらゆる方面からの検証に耐えなければならない、というのも凄い。

それにしても、ここでもオイラーが重要な役割をしているのがわかる。
レオンハルト・オイラーという数学者は、こうした数学の難問などいろんなところで名前を聞くが、真に偉大な数学者なんだなぁと思う。
オイラーの等式と呼ばれる数式を初めて見たとき「ウッソー!?どうしてこんな数式が成り立つんだ?」と驚き呆れた。この等式はその美しい簡潔さと不思議さ、見事さで「数学における最も美しい定理」「史上最も偉大な等式」などと呼ばれている。

学生時代、数学の成績は良くなかったが数学の歴史やその美しさにはこれまで様々な書物を通じて知ることができた。物理・化学・生物などの自然科学と共に今回のような啓蒙番組はとても貴重で意味のあるものだと思う。

今回のNHK総合では50分番組だったが、11月21日(土)のNHKハイビジョンでは40分拡大して90分番組になっている。これは何だろう?もっと詳しくなっているんだろうが、今から楽しみだ。更に11月23日(月)には同じくNHK-Hiでポアンカレ予想の番組も再放映される、こちらは110分番組である。

素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)
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冨永 星

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posted by なっちゃん at 12:15| 静岡 ☁| 映画・TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする