2010年02月10日

八千草薫

本当に偶然だった。
昨年、森繁久弥が亡くなったときテレビで社長シリーズの映画を紹介をしていたのを見て面白そうだったので第一作目「へそくり社長」をレンタルビデオで借りてみた。そこに若き日の八千草薫(当時25歳)が出演していたのだ。ビックリする位可愛かった。
いまこれほど綺麗な女優はいないんじゃないかと思うほど綺麗なのだ。

にわかファンになった私は他の作品を探していたところ、とんでもない作品を見つけた。
何とオペラ「蝶々夫人」に主演している1955年の作品(カラー・モノラル)である。(当時23歳、まだ宝塚歌劇団に在団中の時期、宝塚のメンバーも芸者ガールとして出演しているらしい)
これはイタリアとの合作映画になっている。歌は吹替えらしいが、日本人スタップが大挙して作品に関わっているおかげで日本人が見ても違和感なく作られているらしい。
実はプッチーニのオペラが大好きな私でも蝶々夫人だけはDVDを持っていない。
西洋風な変な日本イメージが強いので観たいという気が起きないからだが、この作品はぜひ観たいと思い購入した。

最初、普通の映画のように始まった。プッチーニの音楽もなく当時の風俗の紹介みたいな感じでピンカートンと蝶々さんの出会いが映し出される。八千草薫(蝶々さん)の声もそのまま流れる。普通のセリフだ。ミュージカル仕立てなのか?と思っているうちにタイトルが大写しになり、序曲が始まりいよいよオペラが始まった。(残念ながら本来の蝶々夫人の出だしがどうなのか知らないので、これが本来の出だしなのかは判らない。)

日本人の役が全て日本人で演じられ衣装や舞台も違和感はない。
ただ原作そのものの問題で幾分不自然な感じは否めないが、八千草薫演じる蝶々さんは正に15歳という設定にぴったりで若々しく可愛らしい。オペラ前半の幸せな時の笑顔が、後半の悲劇へ向かうにつれ、悲しみに沈んでいく表情が印象的である。

50年以上も昔の映画だが映像は綺麗で、音はモノラルで劣るが貴重な映像がこうして観れるのはありがたい。

オペラそのものの感想を言えば、蝶々夫人はプッチーニの作品中では二流の出来だと思う。これは日本人だからかもしれないが、話の流れが自然な感じがしないのだ。演出の問題もあるかもしれないがトスカやボエームを観たときのような感情移入がしにくい。


蝶々夫人 MADAMA BUTTERFLY - DVD決定盤オペラ名作鑑賞シリーズ 8 (DVD2枚付きケース入り) プッチーニ作曲
蝶々夫人 MADAMA BUTTERFLY - DVD決定盤オペラ名作鑑賞シリーズ 8 (DVD2枚付きケース入り) プッチーニ作曲永竹 由幸(ながたけ よしゆき)

おすすめ平均
starsうら若き八千草薫の蝶々夫人
stars理想の蝶々夫人・・・
stars文句のつけようがない5つ星

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posted by なっちゃん at 12:53| 静岡 🌁| 映画・TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする