2007年06月24日

ピアノの森・14

連載を読むのを止め、単行本になってから読もうとの考えは大正解だった。しかも今回の14巻は久々に心地よく、カイの奏でるピアノに酔った。

最初のエピソード「ヤヌシはヤン」にそれが一番よく感じる。
呑んだくれの店主の家にあるピアノをコンクールの練習に使わせてもらうために、必死でゴミ溜めのような店を綺麗にし、いつの間にか店主の気持ちを変え、カイの弾くピアノに誘われるように店に客が集まりだす。今ではさっぱりと身奇麗になった店主がカイのことを語る。「ひと月前、初めてカイがこの店に来た日のことを思い出さない日はないよ。」
これこそ「ピアノの森」の醍醐味と言って良い。
これまでの物語でも、カイとカイの奏でるピアノに心洗われその周りに友情が広がっている。雨宮との場合は今では逆転した友情になってはいるが、きっかけは同じだ。一色まことの作品には人情が付きものだが、それが読者を満足させる。

絵もまた綺麗で、音が聞こえるような描写は相変わらず素晴らしい。
どうかこのまま何巻も続いてくれるのを願うばかりだ。

406372610Xピアノの森 14 (14)
一色 まこと
講談社 2007-06-22

by G-Tools




posted by なっちゃん at 17:57| 静岡 ☔| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。