2008年03月18日

オンラインソフト作家の確定申告:3年目は「青色申告」と「住宅ローン控除」

●はじめに
オンライソフト作家としての確定申告も今回で3回目となる。
昨年までと同じであれば、わざわざ書くことも無かったが、今年は初めての青色申告を行う。
更に、昨年家を新築したので住宅ローン控除の初回申請も重なった。
これは書き甲斐(?)のある内容なので(^^;、手続きまでの顛末を紹介したいと思う。
参考になれば幸いである。

昨年18年度の確定申告時に次回は「青色申告」したい旨の申請書(「所得税の青色申告承認申請書」)を一緒に提出した。
というのもその時の確定申告で払う税金が少なからずあったからだ。もし青色だったら多分払わなくても良いかもしれない・・・という感じがしたからだ。
ただその時に青色申告が白色申告とどの程度内容に違いがあるのか全く知らなかった。大雑把に「難しそう・・・作成資料が増えそう・・・」という程度である。

で、一応の準備として参考書「フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック」を買い、会計ソフト「やよいの青色申告 08」も買った。

●準備は早めに
購入したのは今年の2月だが実際に本を読み、ソフトを使い始めたのは申告締め切りの1週間前の3月9日(^^;
本を読んでみて、やはりもう少し早くやっておけば・・・と思わなくも無かったが時は既に遅し、やるしかない(--;と諦めた。

住宅ローン控除の申請には添付する書類がかなりあることを知り、一日有給を取って法務局と市役所へ行った。
法務局で土地と建物の登記謄本を(一通千円の手数料が必要)、市役所へ住民票の写し(手数料300円)を取りに行った。手間は掛からなかったのでその日は資料の整理を行った。
まず19年度の領収書を月毎に封筒に入れなおし、4つの銀行の1年分の入出金明細書をダウンロードした。この辺りはインターネットバンクの便利なところ。
但し、地元の地方銀行が2ヶ月前までの明細しかダウンロードできないのでその分は通帳を調べた。これからは毎月ダウンロードしておこうと思った。
なお、参考書によると事業用には銀行は1つにまとめるべきだと書かれている。確かにその方が余分な入出金に煩わされることがないだろう。いずれはそうしたいと思う。

医療費控除を毎年申請しているが、領収書やレシートが多いのでそれらを全部記載する必要があるのかどうか、これまでどうやっていたのかよく覚えていないが全て記載していた記憶がないので、とりあえず家族一人一人の名前付きの領収書は病院毎にまとめ、不明なレシートは病院毎にまとめ、ドラッグストアなどの薬局で購入したものもお店毎にまとめた合計を記載した。

また、シェアウェアの売上はソフト別に振込銀行毎にプリントアウトしておいた。
ライセンスの管理のためライセンス数と金額と振込銀行をExcelに入力してあるのでこの辺りの管理は完璧(^^)。
実際に「やよいの青色申告」に入力し始めるときにはこれらあらかじめ準備しておいたのが大変役立った。どうしても入力ミスは起きるものなので、金額が合わないとき何時どのソフトがどこの銀行へ入金されたのか調べるのに無駄な資料まで見る必要が無くなる。扱う商品毎、銀行毎、経費の入力の際には科目毎、支払先毎などにあらかじめ分けておくと良いことも判った。
もっともそれは申告の2日前に判ったことであるが。

実際作業をやりはじめて数日間は、青色申告とは何をどうすれば良いのか?とずっと暗中模索の状態でいた。
参考書を読んでも具体的に何を始めれば良いのかが判ってこない。しばらくは何となく資料の整理をしていただけである。
この辺りは私自身のソフト開発の手順とよく似ている。実際にコーディングする前に設計をやるが、必要と思われる機能について下調べをしてサンプルを用意したりして、一向に作り出す気配が無い。どこからやり始めるかまだ固まっていない状態がしばらく続くのである。そうこうしているうちに、これ以上先送りすると納期に間に合わなくなりそうだとなって初めて「しょうがない、やるか」となるのである。
その時に肝心となる出発点を決める。これには結構な集中力がいて、自慢するわけではないが的は外さないのが不思議なところ。考えていないようでいてダラダラやってきたこれまでの準備が自ずから方向を絞ってくれていた結果のような気がする。

●白と青の違い
さて青色申告だが、これまでやってきた白色申告の場合、売上(何処に幾ら)と経費(何をどれだけ)を収支内訳書にまとめて記入しただけだ。私の場合、減価償却する固定資産は無いし、仕入にあたる物もない。
参考書「フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック」によると青色申告では3つの義務があるという。

1.帳簿書類の備え付けと記帳
帳簿に記帳する場合、単式簿記(現金主義)だと控除額が10万円なのに対し、複式簿記(発生主義)だと65万円まで控除される。だから複式簿記で記帳する必要がある。但し、帳簿を税務署に提出するわけではないので極端な話、申告時に帳簿に記帳してなくても問題無いわけだ。

2.青色申告決算書の作成と提出
これは白色申告の収支内訳書に代わるものであれば当然。決算書といっても「損益計算書」「貸借対照表」の2つに分かれている。なお、65万円の控除を受けたい場合は貸借対照表が必須らしい。
うーーん。この辺りからイメージが沸かなくなってくる。2つとも今まで見た記憶が無い。どういうものなのかさっぱり判らない。

3.帳簿書類の保存
先に確定申告時には帳簿書類を提出する必要が無いと書いたが、永遠に無くて良い訳ではない。税務署がお尋ねに来た場合に見せる必要があるというのだ。しかも過去7年分を保存しておく義務があるそうだ。

さて、これらの3つの義務を果たさなければならないが、さしあたり申告に必要な2番を実行するにはどうしたら良いのか。
買ってきた「やよいの青色申告」では損益計算書も貸借対照表も帳簿から勝手に作成してくれるらしいのだ。つまり、提出しなくてもいいがやはり帳簿付けは必須で、これにより自ずと1・2・3は全て実行したことになる。何のことは無い、とにかく入力するのみなのだ。ではどう入力するのか?「やよいの青色申告」では初心者向けに「簡単取引入力」というものがあり、勘定科目(仕訳)があらかじめ設定されていて何をいつどこ(現金か預金か)から幾ら支払った(売り上げた)という最低限の取引を入れるだけの機能がある。ほとんどこれで入力はすませた。参考書にはとにかく余聞な仕訳は考えず標準の勘定科目で間に合わせろと書いてあった。

●単式か複式か
最初は65万円控除のつもりでいたが、調べていくうちに自分の場合は現金主義の10万円控除でやった方がいいのかなと思い始めた。発生主義では実際の流れに当てはめにくいと思ったからだが、ライセンス料は振り込まれて初めて売上げになる。
でも、なかには請求書を求める場合があるので、それなら発生主義でもいけるかも。
請求書がある場合、請求日が売上日で振込日が入金日・・・・発生主義
請求書が無い場合、振込日が売上兼入金日・・・・・現金主義(的)
あと、現金で買う消耗品よりネットでカードで購入する場合の仕訳に戸惑った。
発生主義だと、未払金で一度計上し、後で引き落とされたときに再び計上するのがややこしい。ただ参考書にはわざわざ2回に分けなくても引き落とされたときだけでもよいとあった。この辺りは助かった。簿記の知識が無いのでパターンを丸ごと真似て入力していった。そして何とか全ての入力が終わったが3月16日の昼。「やよいの青色申告」で決算書を印刷した。
このソフトで確定申告書Bも作成できるようだが、以前から使い慣れた国税庁の作成コーナーを使って申告書と医療費明細表は作成した。今度も使ってみて抜群に使い易いと思った。
今年は15日が土曜日のため締め切りが2日間延びたのがラッキーだった。翌17日税務署に提出して控えにハンコを貰って今年も無事終了。

残念ながら今年も申告する内容(計算方法)に絶対の自信は無い。ただこれまで何もお咎めは無かったので間違いではないのだろうが、考え方とかが好い加減の可能性があるような感じはどうしてもある。
ただ計算上は65万円控除を適用しなくても(以前より売上が減ったし)、住宅ローン控除のお陰で支払った税金は全て還付されることになった。あとは無事に還付されることを祈るのみ(^^;

●開業届け
余談だが、シェアウェア作家になって3年目だが開業届け(「個人事業の開廃業等届出書」)というものを出していなかった。(シェアウェアを扱い始めた頃、確定申告が必要になることも開業届けが必要なことも何も知らなかったもんね〜^o^;)。
調べてみると確定申告(白色)した段階で事実上は開業を承認された形になるらしい。また出さないからといって罰則もないらしい。
遅くなったが出しておいたほうが良いと思って一緒に税務署に提出した。開業日も3年前の日付にしたが問題は無かった。
また、これも後で知ったのだが個人開業届けにはもう一種類あるらしい。今回買った参考書にも書いてあった。
それが「個人事業税の事業開始等申告書」というもので、県税事務所とやらに提出するものらしい。でいろいろネットで調べてみたが、どうやら自分には必要なさそうな感じなのでやめた。もしその必要性がありそうなら判った時に出せば良いだろうと高を括っている(^^)v

●そして一ヵ月後
税務署から計算通りの金額で「国税還付金振込通知書」が届いた。ホッ(^.^; ヨカッタヨカッタ。


posted by なっちゃん at 19:06| 静岡 ☔| 確定申告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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