2011年08月15日

ヤン・コボウ&村治佳織 デュオ・リサイタル

夏休みでようやく録画してあったものを見ることができた。
その中で特に良かったのが【ヤン・コボウ&村治佳織 デュオ・リサイタル】である。
シューベルトの歌曲をピアノではなくギターを伴奏に歌うのである。
曲目もシューベルトの中でも有名な曲ばかりである。
「ミューズの子」・「音楽に」・「歌曲集“白鳥の歌”から セレナード」・「歌曲集“美しい水車屋の娘”から9曲」。あんまり良かったので繰り返し3回も見てしまった。

最初ギターでは音量が少し足りないかなという感じがしたのだが、テノールのヤン・コボウはオペラ歌手ではなく実にソフトで歌曲向きな発声だった。その上会場も小ホールなのでギターの軽い音が家庭的な雰囲気を醸し出して曲目と見事にマッチしていたと思う。

今回聞いた曲はすべて私の好きなテノール歌手「フリッツ・ヴンダーリヒ」のCDで馴染みのものだが、雰囲気がヴンダーリヒに良く似ていたと思う。
ヤン・コボウは調べてみると宗教曲をメインに歌っているようでストレートな発声が古典的なシューベルトの歌にはよくあっていると思う。また、音楽だけだと聞き流すだけの伴奏も村治佳織の表情や体の揺らし方が絵になっていて一層趣きがあった。歌曲集の方はこのペアで全曲でCD化してもらったら是非購入したいと思うほど素晴らしかった。
Die Schone Mullerin
Die Schone MullerinFranz Schubert

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posted by なっちゃん at 16:34| 静岡 ☀| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月26日

金髪のジェニー 〜 フォスターの夜会

金髪のジェニー 〜フォスターの夜会金髪のジェニー 〜フォスターの夜会
フォスター

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このアルバムはLP時代から何度も聞いていた。アナログプレーヤーが無くなって久しく聴いていなかったが、CDを見つけて懐かしく思って購入した。

フォスターの美しい曲は我々日本人にとっても懐かしいものであるが、日本の昔の小学校にもあったオルガンや当時のピアノで伴奏しているこの演奏スタイルは何とも言えない郷愁を誘う。
「大草原の小さな家」に出てくるような人々の生活の中で歌われた感じを思い浮かべならが聴いてみると良いだろう。

歌っているメゾ・ソプラノとバリトンの歌手は実に見事にフォスターの世界を現代に蘇らせてくれる。思い入れをこめて切々と歌っているので幾度となく目頭が熱くなった。
1曲目「金髪のジェニー」を歌っているメゾ・ソプラノは大変素晴らしい。曲自体の美しさもさることならが彼女の丁寧な歌い方が一層美しさを引き立てている。初めて聴いたときは思わず涙がでてきた。

一般的にはほとんど知られていない曲も沢山収録されているがフォスターらしい美しい曲が多いのには驚く。中でも「心地よく眠るアリス」はとても美しい曲で「優しいアニー」も歌っているバリトンの声が抜群にソフトで優しい。
ほかにメゾ・ソプラノが歌う「赤い薔薇よ、いついつまでも」「幸せに安らぐ君」「夏を待ちくたびれて」はシューベルトの歌曲に匹敵する親しみやすさと格調さを持つ名曲だと思う。
posted by なっちゃん at 14:29| 静岡 ☔| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月15日

新生ケルティック・ウーマン、まさにミューズたちの饗宴

今回のDVDにはメイヴとオーラが抜けている。
その代わりにアレックスとリンが新たにメンバーに加わった。二人とも容姿端麗で、細身なリンは神秘的な瞳が印象的で存在感を放ち、一方のアレックスはしなやかな大人の雰囲気で魅了する。二人がソロで歌う曲は正にその魅力を存分に示している。

オリジナルメンバーであるリサとクロエは安定感抜群で、リサの慈愛溢れる暖かな声は何を聴いても飽きることが無いし、クロエは観るたびに成長を感じる。
今回はメンバーの中でも一番輝いているし、特に「ピエ・イエズ」はこれまで聴いたなかでも最も美しいと感じた。
彼女のまだ幼さの残る容姿と天使のようなと形容したくなる高音が崇高さと親しみやすさを兼ね備えた類まれな調和をこの曲にもたらしている。

デヴィッド・ダウンズの編曲も光っている。
特に注目したのがDVD1作目でメイヴの歌った「ダニー・ボーイ」を今回はメンバーの四重唱に作り変えた。メイヴのダニーボーイは今でも絶品だと思っているが、今回もアカペラで新たな息吹を吹き込んでくれた。

ケルティック・ウーマンが他のグループと違うのは、メンバー一人一人がソロとして十分活躍できる技量と個性を持ったまま、これを様々に組み合わせ、美しい声のモザイクを築き上げていることだ。どう生かすかはダウンズの技量による。

最初CDだけを聞いたときは、あまり馴染みのない曲ばかりで今ひとつ物足りない思いをしたが、歌い手の表情と演奏者たち、観客の盛り上がりなど映像と共に見ていると、まさにミューズの饗宴ともいうべきステージに時間を忘れて酔いしれた。何度観ても飽きない。

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2009年06月18日

サラ・ブライトマンの「シンフォニー~ライヴ・イン・ウィーン」

先週NHK BS-Hiで放映されたサラ・ブライトマンのライブ「シンフォニー~ライヴ・イン・ウィーン」は大変素晴らしかった。

サラのDVDは幾つか持っているが、これまで見たなかでこれが一番美しい。しかも今回の映像の美しさは特筆に価する。会場(歴史的にも有名な教会:あのモーツァルトが結婚式を挙げたことでも知られる)に実際に居た観客よりもビデオになった映像を見た方が遥かに感動するだろうと思う。

教会内部の構造を最大限生かした撮影と光の演出は芸術的である。42インチのプラズマテレビで見たのだが、こんなに綺麗な映像を映したのは初めてのような気がする。それほど色彩的にも美しいのだ。
奥行きのある会場に様々な色の光で幻想的な美しさを演出する舞台にサラの肌色の美しさが映えて、絵画のように飾っておきたいほど構図的にも素晴らしいショットが続く。

ピエ・イエズ(ロイド・ウェーバー)に始まり、アベ・マリア(シューベルト)で終わった今回のコンサートはクラシック好みの私にも満足いくものだった。中でもデュエットで出演したカウンターテナー歌手フェルナンド・リマを知ったことは大きい。ちょっと信じられない程に美しい声だ。

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starこんな美しい声の男性はそういないと思います。
star心に染みる歌声です
star信じられないほど美しい声

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posted by なっちゃん at 12:51| 静岡 ☔| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月20日

心優しいヘイリーの歌声

前作『純〜21歳の出会い』と比べると華やかさには欠けるかも知れない。
最初に聴いたときにはそんな感じがした。

でも、何度も聴いているとヘイリーって本当に優しい人だなぁと感じ入ってしまった。
ユニセフの親善大使というのもうなずける。声もさることながら気持ちに優しさが溢れてる。
「蕾」「三日月」「未来へ」など優しさに溢れた歌が好きだ。
だから「ねむの木の子守歌」はむしろ英詩を付けて歌ったのを聴きたかった。

予想外に良かったのが「いつも何度でも」。
もともとメロディが特徴的な歌なのだがヘイリーの英詩がよく合って明るく軽やかで、
ラララと口ずさむところがなんとも言えず可愛い。

「LOVE LOVE LOVE」は英詩(オリジナル)が曲に合っていないように感じる、
作者に敬意を払ったのかもしれないがヘイリーに英訳させた方が
よかったのではないかと思った。

このアルバムで唯一違和感を感じたのが「秋桜」。
これだけは日本語でないと歌の心が伝わらない感じがした。
その一方「童神」が全く違和感を感じなかったのが面白い。

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star心優しいヘイリーの歌声
star再びヘイリーの美声が聴けます

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posted by なっちゃん at 19:14| 静岡 ☀| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月01日

ネトレプコの「椿姫」

このDVDを見る前に、同じ主演二人の「愛の妙薬」を見た。
これが大変面白かった。そこで「椿姫」を買ったのだが、「愛の妙薬」の数段素晴らしかった。
見事というほか無い演出と演技と歌だった。最初から最後まで退屈することがないオペラを見るのはかつて無い。

以前、ドミンゴとストラータスの映画版「トラヴィアータ」を見たことがあるが、どういう内容だったのか、今ではほとんど覚えていない。
印象が薄かったとは思わないが何故か記憶に残っていない。だから今回の椿姫は新鮮な驚きとで釘付けになった。

ヴェルディのオペラは好きではないのだが、今回は音楽の素晴らしさも堪能させられた。
序曲の不安と悲愴に満ちた音楽と、あまりに簡潔で空虚というべき舞台に置かれた人物の動きがこれから始まる悲劇を予感させる。
ネトレプコはヴィオレッタそのものだった。
こういう演技を見るとオペラ歌手はまた本格的な俳優でもなければならないと思う。とかくオペラには歌手としての知名度で演技しているとしか思えないような配役があるが、視覚芸術である以上、容姿と演技で観客をがっかりさせるようでは駄目だ。その点ネトレプコは申し分無かった。
ヴィラゾンは顔(眉毛と目元)がちょっとアクが強いが、歌も演技も上手い。(父親役のハンプソンのビンタは本気だったから痛かったろうな。)

今回のオペラはその演出にも驚かされた。
映画版と比べるとその差は天と地ほど違う。豪華絢爛の社交界を映像で表現した映画版。それに対してオブジェとしての舞台装置しかない今回の舞台。だが、それが一層、物語と演技に見るものを集中させている。見事だった。

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posted by なっちゃん at 12:37| 静岡 ☀| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月22日

オーディオキャプチャーで録画映像から音楽だけを抜き取る。

前回のブログで平原綾香の「ふたたび」のCD化を望むと書いた。
ただ、実際にかなったとしてもすぐには出るわけではない。それでも車内のオーディオやMP3プレーヤーで身近に聞きたいという気持ちが抑えられなくなり、何とか録画したDVDレコーダーから音楽だけをパソコンに取り込めないかと考え、調べてみた。

するとオーディオキャプチャーなるものを使えばPCに取り込めることが判った。
さっそく手ごろなものを探してローランドの「UA-1A」をオークションから購入した。(この製品は販売終了品なのでオークションを使った)
http://www.roland.co.jp/products/dtm/UA-1A.html

ところが、最初に試してみると微かだが耳障りな「プツ・・・プツ・・・」というノイズがあちこちに入っている。これではせっかくの音楽が台無しである。安物だったのかなぁと期待していた分かなり落ち込んでしまった。
それでも気を取り直してノイズを無くす方法が無いか調べてみたら、フェライトコアというPCの周辺機器にも良く使われているものが良さそうだと判った。
http://www.oyaide.com/i_home/emc/felaitcore.htm
これなら探せば一つや二つ見つかる。
そしてこれをUA-1AのUSBケーブルに装着して再度取り込んだところ、やったー!見事にノイズが無くなった。

取り込んだデータから付属ソフトを使い、曲の前後にあるナレーションや拍手などの余分な箇所をカットした。
都合よく曲の前後が静寂であったのが幸いだった。本物のCDみたいに純粋に曲だけをファイル化できた。

これから自作のCDを作り、今では毎日車内で、MP3で聞いている。


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2008年09月24日

平原綾香の歌う「千と千尋の神隠し」

「久石譲in武道館」コンサートの模様がBS2で昨日放映された。
そのなかで特に印象に残ったのが平原綾香の歌った「千と千尋の神隠し」のテーマ音楽「あの夏に(いのちの名前)」と「ふたたび」である。
このうち「ふたたび」は今回のコンサートのために初めて詩が付けられたもの。

平原綾香についてはジュピターを歌った人ぐらいしか知らなかった。
今回初めて彼女の歌う2曲を聴いて大変感動した。素晴らしい歌唱で、どちらかといえば低音の声が特徴的だと思っていたがこの2曲には美しい高音が印象に残る。特に「ふたたび」では別人の声のように聞こえるほど澄んだ美しい声を聞かせてくれる。
また歌っているときの気持ちを込めた振りや表情も良い。(歌い終わった後、久石と交わす笑顔も素敵である。)
久石譲のメロディも大変美しいので本当に見事なものだった。
「いのちの歌」はCDが出ているが、「ふたたび」もぜひCDで出して欲しいものだ。
晩夏(ひとりの季節)/いのちの名前
晩夏(ひとりの季節)/いのちの名前荒井由実 覚和歌子 松任谷正隆

おすすめ平均
starsすばらしい
starsこの2曲はとてもいいですよね
starsこれぞ極上の音楽! 出会えたことに感謝! 買ってよかったです
starsダントツいい
starsいのちの名前

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2008年09月14日

チャイコフスキーの「弦楽セレナード」

先月10日(日)静岡のグランシップの大ホールで開かれた「グランシップ音楽の広場」に家族で行ってきた。

この時の模様は当日のNHKの県内ニュースでも紹介されたらしい。
通常、コンサートは中ホールで開催されるが、このときは大ホール。
というのもオーケストラの総勢が300人という規模であり、オーケストラ席に聴衆が混じる特殊な形態の「ノモス・ガンマ」という珍しい曲を演奏するためでもある。
ただ、この曲自体は珍しいものだがそれ以上の内容は感じなかった。
それより私が今でも忘れられないのが大編成の弦楽合奏によるチャイコフスキーの「弦楽セレナード」である。

プロ・アマ混交の臨時のオーケストラであるが一糸乱れぬ見事な弦の響きに、初めて聴く弦楽セレナードの第一楽章のあまりにも美しいメロディに心底震えた。
緊張感溢れる静けさの中から湧き出るような旋律、これまで聴いたどのコンサートよりも生演奏の素晴らしさを感じた。この響きは到底オーディオでは再現できないと思った。

弦楽セレナードはもともと有名なのでオムニバス形式のCDにはよく収録されており、第2楽章を何度か聴いたことがある。しかし第1楽章は初めてである。こんなに美しいとは知らなかった。一緒に聴いた娘も同じく感動していた。

家にあったカラヤン指揮のCDを聴いてみたが、弦の数が少ない印象がして、どうしてもあのときの感動には追いつかないのを感じた。別のCDをレンタルして聴いてみたがそれもやはり弦の厚みが足りない。やはりあの大編成は特別だったのかと思わざるを得なかった。

それでも諦めきれないのでAmazonやHMVで弦楽セレナードのCDを調べていたところ、小沢征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラが演奏したCDの感想が気になったので購入してみた。

そして、見事期待通りの音がそこにあった。弦の数が豊富な響き、重厚な低音があの時の印象を蘇らせてくれた。
そして流石なのは、プロ・アマ混交のオーケストラの時にはあまり良いとは思われなかった第1楽章の中ほどの部分もとても美しく聞かせてくれる。これは超一流のまた更に超が付く名人たちの演奏の故かと思う。

このCDには他にモーツァルトの「ディヴェルティメント」と「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」も収録されているが、弦楽演奏の美しさを極限まで聞かせてくれる名盤である。

チャイコフスキー : 弦楽セレナード / モーツァルト / ディヴェルティメント K136 他
チャイコフスキー : 弦楽セレナード / モーツァルト / ディヴェルティメント K136 他小澤征爾 チャイコフスキー サイトウ・キネン・オーケストラ

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starsばかにうまいN響と揶揄された時代を知る者として
stars清澄な圧倒的な美の世界
stars感情的になりますけど許してください!!
starsすばらしいです!
starsそうか。これが「サイトウキネン」なのか!

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2008年06月04日

ヘイリーからの贈り物



今回のアルバム「純~21歳の出会い」を通して感じるのは、ヘイリーの声ってこんなにも可愛かったのかという驚きである、今までは可愛いというより美しいという印象だったから。
これは歌っているのがポピューラーソングで、あまり高音域を使わないせいもあるのだろう。
そうしたなかでも「ハナミズキ」「雪の花」が一番ヘイリーらしい美しさをたたえている。
英語詩も違和感無くピッタリしてそのままヘイリーの新曲と言っても良いくらいの出来である。

最初のアメイジング・グレースでもわかるが、ヘイリーの日本語はほとんど日本人の発音に近いので、できれば丸ごと日本語で歌っても良かったのではとさえ思う曲がいくつもある。
「時代」の最後の部分を日本語で歌ったが、実にしっくりとしていて、これなら最初から日本語でも良いと思った。

限定版のみのボーナス曲「白い色は恋人の色」は全部日本語で歌っているが、これは何とも言えないくらい可愛いくて清清しい歌だ。

このアルバムは日本のファンへのヘイリーからの贈り物といえよう。
幸せなひとときを私たちに与えてくれる歌姫に心から「ありがとう!」
posted by なっちゃん at 21:59| 静岡 ☔| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

ヘイリーの新しいアルバムは英語詩による日本のポップス

このジャケットの写真が素敵だ!!

B0017SVGUW純~21歳の出会い~ヘイリー・ミーツ・ジャパニーズ・ソングス-デラックス・エディション(初回限定盤)
ヘイリー 本田美奈子.

UNIVERSAL CLASSICS(P)(M) 2008-06-04
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下のサイトでサンプルが聴ける。
http://www.universal-music.co.jp/classics/hayley_westenra/uccl1126japanesesongs.html
「ハナミズキ」と「雪の華」はオリジナルを聴いたことがないので
まるでヘイリーの新曲のように感じた。とても美しい。

またこのCDにも収められているアメイジング・グレースを一部日本語で歌っているプロモーションビデオがYouTubuで見られる。
(本田美奈子との擬似デュエットだが、ヘイリーだけで歌って欲しかったなぁ)
http://jp.youtube.com/watch?v=0__PmSQLlzs

posted by なっちゃん at 12:34| 静岡 ☔| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月04日

フリッツ・ヴンダーリヒの芸術性の秘密

20世紀最高のテノール歌手と言われたヴンダーリヒだが、若くして事故死したためその録音された歌以外にはほとんど知らなかったが、このDVD「ライフ・アンド・レジェンド」で彼の生い立ちや知られざる人柄とその芸術性の軌跡について初めて知ることが出来た。

最も印象的だったことは、オペラ歌手からリート(ドイツ歌曲)歌手への転向の際、その苦悩と努力が彼の伴奏者としても知られるギーゼンの口から語られたものだった。

正直、あれ程素晴らしいシューベルトやシューマンの歌曲集を残してくれた彼がそれをものにするのに大変な努力があったとは思いもよらなかった。
天性のものと思っていた歌唱力も初めはギーゼンから徹底的に否定され、一からやり直すほどの努力を行っていたのだ。(その練習中の録音が聞ける)。
その結果、後にギーゼンから彼は完璧で何も言うことはないと語るまでに至る。
我々はヴンダーリヒを指導したギーゼンにも感謝しなければならない。

さて、このDVDには彼を知る友人や音楽家達がインタビューに登場している。
ヴンダーリヒの親友でもあるヘルマン・プライや20世紀最高のバリトン歌手のディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウも登場している。

プライの場合は友人としての仲の良さがよく伝わってるが、フィッシャー=ディースカウのインタービューは「あれっ?」と言う感じで他とちょっと違う。
彼のはヴンダーリヒを褒めている箇所がない。
批判をしているのではないが、お世辞も言わない。言わば宿命のライバルだから上手いのは当然で今更自分が言うことではない、とでも言わんとしているかのようだ。
彼とヴンダーリヒがカイベルトの指揮でマーラーの「大地の歌」を演奏した時(この時のライブがCDで出ている)のエピソードを語っているのが、唯一二人の間柄が良好だったことを感じさせてくれるものだ。

補足:-----------------------------------------------
これを書いた後「自伝、フィッシャー=ディースカウ 追憶」を読む機会があり、そこに書かれたヴンダーリヒとのエピソードを知ることができた。フィッシャー=ディースカウはヴンダーリヒの声をはじめて聞いたとき仰天したそうだ。引用すると「・・・それを聞いて私は仰天した。声にうっとりするほどの艶があり、加えて、そこには不可欠な要素である金属的な輝かしい響きがごく少量ながら含まれていたからである。これはドイツ語のテノール歌手からは、もう長い年月聞かれたことのなかったものであった。」、感動したフィッシャー=ディースカウはレコード製作者に繰り返し訴え、その結果ヴンダーリヒの最初のレコード録音が実現されることになったそうだ。
-----------------------------------------------------

またドキュメンタリーのなかではカラヤンとの比較をしているところがある。
芸術的には両者は良好だったが、嗜好やスタイルでは正反対だとある。カラヤンは都会的でヴンダーリヒは牧歌的な生活スタイルを望んだ。
実際ヴンダーリヒがプライベートで撮影したビデオ映像には田舎で暮らすメタボ気味の人の良いおっさんとして登場している。

ライフ・アンド・レジェンドライフ・アンド・レジェンド
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2008年03月30日

フリッツ・ヴンダーリヒの奇跡の歌

久々に彼の歌うシューベルト「美しき水車小屋の娘」を聴いた。
その余りの見事な歌唱にうっとりとしてまた、余りの美しさ・切なさに涙が出る。
こんなにも素晴らしかったとは・・・。
これまではシューマンの「詩人の恋」が大のお気に入りだったが、それに匹敵する程の感動だ。
どちらかといえば「水車小屋」は「詩人の恋」とくらべると歌自体が古臭い感じを抱いていたのだが、今日聞いてみて全くの誤りだと感じた。シューベルトの作品自体もさることながら、これはヴンダーリヒの歌唱の見事さ、青春の素直で瑞々しい感情の発露の賜物だろう。45年前(1965年)の昔の歌声ではない。
彼の声は何とも言われぬ色気があり、下手をすれば甘ったるさに落ちる手前で品位を失わない。ラファエロのマドンナのように大衆性と宗教性の幸せな融合を感じる。35歳という若さで亡くなったのは惜しまれるが、それがかえって一層彼の歌を奇跡的な作品にしているように思う。

シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」ヴンダーリヒ(フリッツ) シューベルト ギーゼン(フーベルト)


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おすすめ平均star
starこれを超える「詩人の恋」はもう出ないだろう
starいい声、いい音楽

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私がAmazonのカスタマーレビューに載せた「詩人の恋」も合わせて紹介しておく。

ヴンダーリヒの歌う「詩人の恋」を聴いてもう十数年も経つがこれを超える演奏は聴いたことがない。他のテノール歌手のCDも何枚も持っているが、ヴンダーリヒの歌唱は次元の違いを感じる。官能的な歌い出しと曲間の絶妙の間合いに毎回うっとりして聞き惚れてしまう。他の歌手のは連作歌曲という構成を本当に理解していないように感じる。ヴンダーリヒのは本当に全16曲が一作品(1曲)として歌われているのを感じる。
これを超える演奏はもう出ないのではないかと思う。
確かに声は甘い方だろう。でもそれが嫌味にならないロマン派の歌曲を彼ほど自然に情感込めて歌う歌手はいないし、もう出ることもないだろう。
posted by なっちゃん at 00:20| 静岡 ☀| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

千の風になって

この曲は2年ほど前に知った。亡くなった人が後に残された人を慰めている形の詩にすごく驚いたものだが、一方で清清しい印象も残った。

その時はスーザン・オズボーンが歌うCDを聴いたが、英語の歌詞のせいなのか良い曲だとは思わなかった。昨年あたりから秋川なんとかさんの歌で大ブレークしているが彼の歌も良いとは思わなかった。

ところが昨日、新垣勉の歌うこの「千の風になって」を聴いてようやくこの歌が胸に響きだした。とてもいい歌だとようやくわかったのである。新垣勉の歌については一年前にも書いたことであるが(「新鮮なTSUNAMI」)、既に聞きなれた曲が全く新しい曲のように新鮮な感動をもたらしてくれるのである。
この「千の風になって」も限りなくやさしさに満ち溢れた歌声で素晴らしい。

このアルバム「魂の歌-新垣勉ベスト・コレクション」には「千の風になって」が2つ収録されている。その一つライブ・バージョンでは歌の前にこの曲の解説をしているのが収録されている。そこで彼はこの曲を「逆レクィエム」と言っているのが面白いと思った。確かに死者のためのミサ曲がレクィエムなのだから、生者のために死者が歌うのは逆転したレクィエムといえようか。

魂の歌-新垣勉ベスト・コレクション
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2007年02月10日

期待以上の素晴らしさ!「ニュー・ジャーニー」

日本語版が待ちきれず、英語版CDを購入した。DVDの方は日本語版まで待つとしたのは映像抜きの音楽だけをまず聞きたかったからだ。
今回のアルバムの一番の聴きどころは何といってもヘイリーがケルティックウーマンの一員としてどう歌うかだった。

最初の一曲を聞いてすぐ、この試みは成功だったと思った。そして4曲目の「虹の彼方に」において確信は決定的となった。このアカペラによる「虹の彼方に」はこれまでにないアンサンブルで音楽監督のダウンズの編曲の妙に感心させられるが、彼はヘイリーの美声を最大限に生かした編曲を行っている。クロエの歌声の背後からヘイリーの高音の何と美しく響くことか。思わず涙が出るほどで改めて彼女の声の美しさをかみしめた。

9曲目の「庭の千草(The Last Rose of Summer)」はメイブとのデュオだが、これもまた大変美しい曲で、最初のアルバム「ケルティック・ウーマン」でメイブが「ダニー・ボーイ」を歌っているがアイルランド民謡を美しく歌わせたらメイブに敵う人はいないと思うが、ダウンズも心得たものでメイブと声質が近いヘイリーを起用し二人の美声が見事にこの曲の美しさを作り出している。

ヘイリーは全く彼女自身の個性で見事に応えてくれた。グループの一員として見事に役割を果たした。正にニュー・ジャーニー(新しい旅立ち)をケルティック・ウーマンに与えるものだった。
付け加えればソロよりアンサンブルの方が一層ヘイリーの声が輝いていたように思う。ソロでは他のメンバーの歌の上手さに軍配が上がるように思うのは酷だろうか。

あと、オーラの歌った「Carrickfergus」はこのアルバムの一番のお気に入りで、これまでのアルバムで感じてたオーラの印象が大きく変わるほどの美しい歌である。この曲はリサもソロアルバムで歌っているがそれと比べても秀逸である。
また、リサの歌う「The Blessing」も彼女らしい可愛い曲で、やはり歌手としてはリサが一番のお気に入りだ。

最後に、音楽監督(編曲)のデビッド・ダウンズの才能には毎回脱帽させられる。本当に見事な曲ばかりだ。

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2007年01月12日

ケルティック・ウーマンのサイトにヘイリーがメンバーとして掲載

今日1月12日、ケルティック・ウーマンのサイトを見たら、Artistのコーナーにヘイリーが載っていた。前回(昨年末)見たときには無かったのに。
http://www.celticwoman.com/viewSection.asp?idSection=207&id=artists

これによるとヘイリーはユニセフの仕事もしているようだ。「世界一若い親善大使」と書いてある。また音楽療法にも関心があり「音楽療法におけるブリティッシュ・メディカル・ジャーナル誌による最近の調査では、一致してヘイリーの声には「安静にさせ治療に使える品質」を持っている(モーツァルトのそれと同じ質!)」と書いてある。
昨年の来日コンサートからCDを一つ(オデッセイ)出して以後あまり情報が無かったが、いろいろ活躍していたんだ。ますます新作DVD・CDが楽しみである!
posted by なっちゃん at 20:25| 静岡 ☀| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月29日

ヘイリーはケルティック・ウーマンの一員としてツアーに参加・・・らしい。

昨日初めて知ったヘイリーとケルティック・ウーマンの共演のことだが、いろいろ彼女たちのオフィシャルサイトを調べてみると(英語は判らないので妻に大雑把に翻訳してもらった)、今回発売されるDVDは今年の8月24日にアイルランドで行われた野外コンサートの模様で12月にテレビ放映されたものらしい。(だからAmazon.comには既にいくつもの感想が載っている)。またCDはそれとは別にスタジオ録音されるもののようだ。そういえば最初のアルバム「ケルティック・ウーマン」もDVDとCDの2つあるがCDの方には拍手が無い(でも全く同じ歌声と伴奏に聞こえるので拍手だけをデジタル処理で消したものかと思っていた)。

この共演についてはヘイリーのサイトには公式な記事がない。でも掲示板では来春ヘイリーがケルティック・ウーマンのツアーにいつどう参加するのかという書込みがいくつもある。
ケルティック・ウーマンのサイトの記事を大雑把に紹介してみる。
http://www.celticwoman.com/viewSection.asp?idSection=203
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8月24日、ヘイリー・ウェステンラはケルティック・ウーマンの一員になりました。
ヘイリーは、全米ビルボード・ワールド・ミュージック・チャートの通算No.1記録を塗り替えたスーパーグループに新たな声を加えます。

グループのメンバーであるクロエ、リサ、メイブ、オーラ、マレードはヘイリーの参加をこう言って歓迎しています。「私たちはヘイリーがケルティック・ウーマンに参加してくれることにぞくぞくしています。彼女は信じられないほど有能な歌手でありパフォーマーです。彼女と仕事できるのを大変楽しみにしています。」
ヘイリーも同じく「私はケルティック・ウーマンに参加することにとても興奮しています」「彼女たちのショーとその成功をとても沢山聞いています。この新しい楽しい機会を私の新たな前進ととらえています。」

ヘイリーはニュージーランドのクライストチャーチの出身ですが、彼女の家族は移住する前はアイルランドのモナガンカウンティーに家系をもつのです。
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多少の誤訳はあるだろうが大筋は間違いないと思う。

ケルティック・ウーマンの掲示板でもヘイリーのツアー参加について語られている。これを読むと一時のスペシャルゲストと思っていたが、かなり本格的なグループの一員としての参加のような感じがする。
でもヘイリーのオフィシャルサイトに何も出てないし・・・やはりスペシャルゲストなんじゃないのかな。
http://www.hayleywestenra.com/index.htm
posted by なっちゃん at 22:53| 静岡 ☀| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月28日

ケルティック・ウーマンにヘイリーが共演!!

なんとあの私の大好きなヘイリーがこれまた大好きなケルティック・ウーマンと共演している新作DVDが出るらしい!
(思わずキャーッと言いたくなる(^o^;私にとっては夢の饗宴!!)

下の画像の右から二人目がヘイリー・ウェステンラに間違いない!

ニュー・ジャーニー~新しい旅立ち~
ニュー・ジャーニー~新しい旅立ち~


CDも同時に発売だ。発売予定日:2007年2月14日

ニュー・ジャーニー~新しい旅立ち~ニュー・ジャーニー~新しい旅立ち~
ケルティック・ウーマン

ニュー・ジャーニー~新しい旅立ち~ クリスマス・セレブレーション ケルティック・ウーマン

by G-Tools


以前からケルティック・ウーマンの音楽監督であるデビッド・ダウンズにぜひヘイリーのために曲をアレンジしてもらいたいと思っていた。
ヘイリーの声はあまりにも美しいが、歌うことについてはまだアマチュアの部分がある。
ダウンズによってアレンジされた曲で歌ったらさぞかし素晴らしいだろうと思っていた。
それが今回実現されるかと思うと嬉しくて嬉しくてゾクゾクする!
posted by なっちゃん at 14:21| 静岡 ☁| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月09日

森麻季さんの生の歌声はCD以上に美しかった。そして姿も。

今日の午後2時、静岡グランシップ中ホール「大地」で「グランシップ&静響クラシックコンサートシリーズ」に森麻季さんが出演した。彼女のオフィシャルサイトで2週間前に知ったのでS席(3,000円は安い!当日会場は満員だった)を予約したが端の方しか空いてなかった。しかもメインは静岡交響楽団とチェンバロ奏者の方なので予めパンフレットに載っていた歌は1曲しかなく、ほんのちょっとの出演でしかないのかと心配でもあったが、しばらく県内での出演は無さそうなので、一目その生の歌声と姿に触れたいと思い妻と行くことにした。

静饗(とヤングオーケストラの合同:どうみても幼稚園児と思われるバイオリン奏者もいたのには会場も一瞬どよめいた)の演奏が終わり、チラシでは次にチェンバロ協奏曲になっていたが、舞台隅にそのチェンバロが置き去りのままヤングオーケストラのメンバーが抜けて室内楽編成に変わった。
そして、森麻季さんの登場である。おぉーーっ(@ @ 華やかなでしかも大人の落ち着いたドレスをまとって彼女が登場した。美しい!

CDジャケットの写真はNHKのトップランナーで見た素顔とは違って見える。美しいのは間違いないが、化粧(メイク)によって作られたものだと思う。変な言い方だが舞台の彼女は素顔が元になったいい顔をしている。前奏の間、客席の天井の方を見上げているような感じとうつむき加減に目を閉じていたりと曲に集中していくのが感じられる。こちらは一声も聞き漏らさまいと凝視している。
曲はモーツァルトの大ミサ曲から「Laudamus te」親しみやすいメロディとコロラトゥーラの聞かせどころのある曲。声の美しさはCDで聴く以上だと思った。何といい声だろう。一点の曇りなくどこまでも素直に通る声。実はコロラトゥーラというのは元来好きではなかった。テクニックに訴えるもので技能に感心しても感動することはなかった。それが、彼女の歌を聴いてからはとても気に入っている。技能は完璧であるが故に感心すること以上に心が伝わってくるからである。
歌い終わり、拍手しようとしかけて彼女が親しく指揮者に握手を求めたので一旦間をおいて、こちらに顔を向けてから拍手が起きた。妻も後で言ったのだが、気さくな感じの人という印象である。オーケストラにも自らお辞儀をして拍手する。謙虚な人なのだ。

で、続けて2曲目と思ったら引っ込んでしまいチェンバロが正面に移動した。次はチェンバロ協奏曲だ。え?もうこれで終了?そんなぁ(^^#まさかーと思った。プログラムにはあと2曲モーツァルトの作品が載っていたので、この後また出てくるのだろう、多分チェンバロも伴奏に加わって。実際そのその通りだった。

チェンバロ協奏曲では戸崎廣乃というチェンバロ奏者が出演した。小柄で可愛い感じの人だ。
チェンバロを生で聴いたのは初めてでピアノと比べるとずっと音が小さいので協奏曲で主役を演じるには小編成でなければ埋もれてしまうと思った。
大バッハの次男のC.P.E.バッハのこの曲は心地よく、おかげで半分居眠りさせてもらった。

ここで20分の休憩

席に戻ると、チェンバロは正面から左手に移動していた。やっぱり伴奏に使うんだと納得。で、なんと先ほどのソリストの戸崎廣乃が先ほどのドレスからオーケストラの一員のような服でチェンバロの席に着いた。プログラムの解説で彼女が通奏低音で多大な評価を得ていると書いてあった。伴奏者としても優れているようだ。

後半はドレスを着替えて再び森麻季さんの登場。こちらのドレスも素敵。
2曲目の ヴェスプレ(荘厳晩歌)ハ長調K.339~ラウダーテ・ドミヌム(主を讃えよ)は大変静かな美しい曲で声の美しさがそのまま曲の良し悪しになってしまうほど。これまで何人ものソプラノ歌手を聞いてきたけど森麻季さんはもっとも美しい声の一人だ。
余計なビブラートがかからないから大きな声を出しても心地よさが損なわれることがない。歌う姿を初めて目にして、口のあけ方にしても変に顔がゆがむことが無い。
これまで、オペラ歌手の結構すさまじい顔で発声するのを目にしていたので気にしてもいた。(※映画風に作ったオペラは音楽は別に撮るので歌手は結構小さな口しか開けないことがある)

3曲目 モテット「エクスルターテ・イウビラーテ」(踊れ,喜べ,幸いなる魂よ)K.165 も有名な曲。声の力強さが聞かせどころでもあり、このとき初めて会場一杯に響き渡る声量に感動させられた。コロラトゥーラの面目如実で、ああ、なんて上手いんだろう、いい声なんだろうとうっとりとして聴いていた。
途中曲の終わりかと思って拍手したのは田舎ならではの愛嬌と言うもの。
でも、そんなこと気にせず良いときは大いに拍手すべきなんだ。

この3曲で終わり。もっと聞きたいとも思ったが不満は無かった。美しい姿で素晴らしい声を聞かせてもらった。良い音楽を聞かせてもらった。良い時を過ごさせてもらったとの思いがする。
ぜひ、この3曲とも次回のCDに収録してもらいたいと思う。
posted by なっちゃん at 23:27| 静岡 ☔| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

とても上品で親しみやすいケルティック・ウーマンの「クリスマス・セレブレーション」

ケルティック・ウーマンのセカンド・アルバム「クリスマス・セレブレーション」は前作アルバムを聴いた人もいない人もぜひ聴いて欲しい名品揃いのアルバムだ。

日本人にも馴染みのクリスマス関連曲から初めて聴く曲まで、どれも万人向きとも言える親しみ易く楽しい曲に仕上がっている。もちろん格調高いハーモニーや個々の歌手の素晴らしい歌声は前作以上に健在である。

ケルティック・ウーマンのアルバムを語るとき、忘れてならないのは音楽監督のデビッド・ダウンズの存在である。前作もこのアルバムも全ての編曲を担当している。
一見少年のように見える童顔の彼の編曲は大変すばらしい。ケルティック・ウーマンのメンバーはそれぞれが個別にアルバムを出しているソリスト達であり、彼女らのそれぞれの個性を最大限に生かした編曲が「ケルティック・ウーマン」というブランドの質をこれほどのものに高めている。彼こそ最大の功労者と言える。

具体例をあげよう。
前作「ケルティック・ウーマン」で私の最も好きな曲の一つがメイブの歌う「ダニー・ボーイ」である。コーラスをバックにアカペラで歌われるこの「ダニー・ボーイ」はこれまでに聴いたなかで最高のものだ。
当初私は、これはメイブの歌声が素晴らしいからだと思っていた。そこで彼女のソロアルバムで「ダニー・ボーイ」(曲名は「ベイラの朝」となっていて歌詞が異なる)が収録されている「銀色の海」を買って聴いてみたのだが、歌のあまりの凡庸さに愕然とした。
他の曲では良い歌もあるので声の問題ではない。明らかに編曲と音楽監督の違いだと思わずにいられなかった。
DVD「ケルティック・ウーマン」のなかでメイブ自身が言っている。
「ダニー・ボーイのアレンジが好き。何度も聴いてきた曲だから、時々その奥に秘められた純粋さが見えなくなるの。」
まさにこれ以上の純粋さは無いという名品に仕上がっている。
その他にも素敵な雰囲気を曲に与えている編曲の妙というのはすごいと思う。

次にそれぞれの歌手について私が感じたままを述べておきたい。

まず、私が一番好きなのがリサ。
何というか、彼女が一番女らしい。声がチャーミングである。(監督のデビッドはDVDの中でとても甘い声と評している)。人の声の温もりを一番感じる。
有名なYou Raise Me Upを歌っているのが彼女。DVDでは4人全員で歌っているが、ソロの方が圧倒的に良い。(実はこの曲は最初一体誰が歌っているのかなかなか判らなかった。リサと書いたが声をよく聴くと彼女特有の甘さが足りないように思う。もしかしたらジャケットの写真と同様に4人の合成された声なのかもしれない、ベースにリサの声を使ったものじゃないかとも思うのだ。)
前アルバムでは「Send me a song」が一番好き、この曲は音楽監督のデビッド・ダウンズの作曲でもある。今アルバムでは「クリスマス・ソング」が一番彼女らしい歌声で素敵だ。2児の母でもあるとは今回のアルバムの中で知った。

次にクロエ。まだ10代で、私の好きなニュージーランドの歌姫ヘイリーより多分1歳程若い。
声の美しさはヘイリーには及ばないが、歌は雰囲気があってヘイリーに勝る。
何というか、彼女が歌うと時間がゆっくり流れる・・・ような感じ。選曲も宗教曲が多いためそう感じるのかもしれない。
ソロアルバム「Walking in the Air」にはヴィヴァルディの四季の冬のテーマを使った「Rain」という曲がある。実は同じ旋律でヘイリーもアルバム「ピュア」で「River of Dreame」という歌を歌っている。この2つは全く違った雰囲気で甲乙つけがたい。どちらも良い曲だ。

次にダニーボーイを歌ったメイブ。
彼女は透明な声といったらいいだろうか。4人の中でも一番キーが高く、美しく透明な声の持ち主。DVDで歌っている姿を見るまでは、一番あどけない声のように聞こえるときがあったため、まだ若い女性だと思っていた。
ただ透明な声というのはある面冷たさに通じる。だから余計リサの声に温かみを感じるのだと思う。

最後にオーラ。
前作では残念ながら地味な印象しか残らなかった。DVDでもやけに地味に映っていた。(ドレスが地味だった。がインタビューではとてもお洒落だった)。だからソロアルバムは買わなかった。でも、今回のクリスマス曲のなかでは面目如実という感じで見事なソロを聴かせてくれた。
2曲目の「まぶねの中で」でのソロは、敬虔な歌声で感動させてくれた。慎み深く慈悲深い声とはこういう声のことを言うのだろう。

今回のクリスマス・セレブレーションは、最初の「オー・ホーリー・ナイト」をはじめ、4人が一人ずつ交互に歌い始めるスタイルが何曲かある。それを聴くと、確かに皆ソリストとしての力量と個性があることを感じる。しかも決して同じでない独特の雰囲気・声を持っている。
それがコーラスになっても美しさが崩れることがない。幸福なグループといえよう。

最後に、このアルバムにはこれまでに無いケルティック・ウーマンの可能性を教えてくれる曲がある。15番目の「レット・イット・スノー」だ。これはポップな明るく楽しい曲で、メンバーの意外な歌声が聞けて楽しい。そしてもっとこのような曲調の歌声を聴きたくなる。
クロエのお茶目な歌い方、オーラでさえこんなに明るく歌えるのかという感じである。


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posted by なっちゃん at 17:02| 静岡 ☁| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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