2010年03月25日

ピアノの森 17巻は・・・

雨宮の迷いがアダムスキによって吹っ切れる。この場面が秀逸だ。
アダムスキから見れば雨宮の迷いは意固地な思い込みに我を忘れているように思えるのだろう。逆にそんな大人びたアダムスキも1次審査で落選という予想外の出来事に我を忘れてしまう。それが雨宮との語らいによって自分を見つめ直す機会になっていく。この二人のやりとりは丁度ピアノの森の5巻で小学生のカイと誉子のトイレでのやりとりを彷彿させる。

実は一回目に読んだとき、何かこの17巻は説教臭い話が多いと感じた。
アダムスキにせよ、雨宮の父の友人クリスティナの話にせよ、雨宮の苦闘にやたら解釈を入れて話を重くしているように感じた。ショパンのピアノ曲解釈もちょっと素人には難しい。パン・ウェイの出生の秘密もこの巻で明かされるが異様な暗さで読むのが辛くなる。
いずれも話の展開上必要だろうが、こうなると早く開放感のある話が欲しくなる。次の18巻はいつだろう。待ち遠しい。

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2010年02月09日

ピアノの森 17巻 3月23日発売は信用できるか?

今日たまたま、講談社のコミックサイトを見たらピアノの森の第17巻が予告されていた。

http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000000061

最近はほぼ一年置きに発売されているので早すぎる気がするが。

3月3日現在も講談社の新刊予告にはしっかり掲載されているところから予定通り発売されそうだ。良し良し(^^)v

3月10日現在、コミック表紙も掲載された!これで間違い無し。

ピアノの森 17 (モーニングKC)
講談社 2010-03-23

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2009年08月21日

ピアノの森・16巻は文句なく素晴らしい!!

この巻にはカイの空白時代(最初のコンクールで見事落選してから雨宮との再会までの空白期間)のエピソードが1次審査の曲(24のプレリュード)の動機付けとして描かれている。
これを読むと一層感動が増す。

特異な環境に育った一ノ瀬海がピアノに出会い、ショパンに出会い、ショパンコンクールへ辿り着くまでの想像を絶する生き様が深い感動をもって胸に迫る。見事なストーリーだと思う。

審査員の一人が言う「イチノセのピアノは聴けば聴くほどより聴きたくなる、これはピアニストにとって大きな才能だ」と。
まさしくカイの人生そのものであるピアノの語る物語を、いつまでも聴きたい、読み続けたいと思うのである。

ピアノの森 16 (モーニングKC)ピアノの森 16 (モーニングKC)

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2009年06月17日

ピアノの森 16巻は8月21日発売予定

先ほど、講談社のBOOK倶楽部 コミックス発売予定表を見たら8月の予定に「ピアノの森(16)」が掲載されていた。8月21日だそうだ。
これは期待しても良いかも。

現在のペースでいくと1年に1冊になるんだろうが、カイのショパンコンクールの結果が出る前に現実の次のショパンコンクールが始まってしまいかねない。確かに物語を作り出すのは大変なことだろう。たとえカイが優勝するにしてもしないにしても、どちらの場合でも読者を充分納得させる展開でなければならないんだから。
posted by なっちゃん at 12:41| 静岡 ☔| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

手塚治虫「安達が原」

手塚治虫の短編「安達が原」は一度読んだら忘れられない作品である。
そして思い出したようにもう一度読んでみたくなる作品である。
人間の愚かさ、残酷さ、切なさ、非情さ、愛おしさ、それらが複雑に絡み合った名作である。

つい最近も読んだ。実はこの短編の原典ともいうべき古典を詳しくは知らなかった。
ネットで調べて判ったのだが、原典の方も実に重みのある内容で、狂気とは何なのかと考えさせずにはおかない凄みのある作品だとわかった。
一途な思いが世にも恐ろしい仕業を行い、己のあまりの罪深さに狂気に至る様は考えるだけで凄まじい気持ちになる。

具体的な話はこうである。(幾つものバリエーションがあるのは語り手それぞれに作品への想い入れから補足した結果なのだろう)

「みちのくの 安達が原の黒塚に 鬼こもれりと 聞くはまことか」と平兼盛にも歌われた安達が原の鬼女伝説。

京都のある公家の乳母であった岩手は、手塩にかけて育てた姫の病気が妊婦の生肝(きも)を飲めば治ると聞かされ、東に下り、陸奥(みちのく)の安達が原の岩屋に住みつく。

それから何年も経ったある晩秋の暮れどき、伊駒之助・恋衣と名乗る若夫婦が一夜の宿を乞う。
その夜、身ごもっていた恋衣はにわかに産気づき、伊駒之助が薬を求めて出かけた隙に、岩手は出刃包丁をふるって恋衣の腹を裂く。

恋衣が絶え絶えの息の下で、母を尋ねて旅してきたことを語ると、岩手は彼女が首から下げた守り袋を見て、幼い時に都に残した愛しい我が子と知り、気が狂いついに鬼と化す。

以後、宿を求めてきた旅人を殺し、生き血をすすり肉を喰らう「安達ケ原の鬼婆」として恐れられるようになるが、如意輪観音の加護を得た熊野の僧阿闍梨祐慶東光坊によって退治される。
その鬼婆の死骸を埋めた場所が黒塚で、如意輪観音を祀った寺が観世寺である。

※マンガの主人公の名ユーケイが祐慶から付いたもので、老婆(主人公のかつての恋人)の名前が黒塚アンニーである。

これは悲劇としては超一級のものだ。だから今でもこれに触発された作家が翻案して様々な作品を生み出し続けているのだと思う。

手塚治虫の「安達が原」では、なんと言っても最後の老婆の告白の場面が素晴らしい。
前の晩に老婆がなぜ一人嗚咽していたのか、正体を暴かれ殺されようとする際に必死でユーケイの身の上を聞きたがったのか。
これまでの一切の出来事の種明かしとなり、その運命の残酷さと再会した二人にもたらされた非情さに圧倒される。かつて愛した男ジェス(ユーケイのかつての名)を目の前にして今まさに生涯を閉じねばならぬアンニーの絶望、悲しみは察するに余りある。残されたユーケイも同様だ。
原典では狂気ゆえに鬼になるのは女(老婆)であるが、ここではユーケイがその立場になるかと予感させて物語は終わる。
原典から新しい世界を生み出した手塚の非凡さがうかがえる見事な作品である。


手塚治虫恐怖短編集 (7) (講談社漫画文庫)手塚治虫恐怖短編集 (7) (講談社漫画文庫)
手塚 治虫

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posted by なっちゃん at 12:55| 静岡 ☀| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

「ピアノの森」16巻は来年だろう・・・?

さっきAmazonから「一色 まことの『ピアノの森 16 (16) (モーニングKC)』、Amazon.co.jpでお求めいただけます」というメールが届いた。

えー?冗談だろ?15巻が発売されてからまだ半年じゃん。よくて1年後だと思っていたのに、なぜこんなに早いんだ?

いろいろ調べまわった結果、講談社の発刊予定には12月にも翌年1月にもピアノの森16巻は無い。2月の予定にもない(2008.12.20現在)
※2009.06.17 ようやく8月21日に決まったようだ(^^#

既に15巻のときに期待は捨てた。あまり急いで出版する必要はないよ、講談社さん。

2009年2月に入ってようやくAmazonのサイトからも「ピアノの森:16巻」のページが消えた。苦情が届いたようだ。
posted by なっちゃん at 16:52| 静岡 ☀| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月19日

一色まことの休載癖について

「ピアノの森」の作者、一色まことの休載癖(?)は有名だが、たまたまあるマンガアシスタントのブログに興味深い記事を見つけた。

http://members.jcom.home.ne.jp/hikaru-n/kiroku/2002.html

上のブログの2002年9月23日付けのところに彼が一色まことのアシスタントとして働いたときのエピソードが載っている。
これによると、彼女(一色まこと)はストーリーが自分の納得いかない展開だと仕事を続けられず(業界では「落とす」というらしい)、休載にしてしまうらしい。それだけ妥協を許さない仕事振りなのだそうだ。

確かに一色まことの作品数はそれほど多くない。私はほぼ全部集めたが、確かに少ないと思う。書棚1段位で収まってしまう。しかしどれも秀逸な作品だ。外れが無い。

読者としては早く続きを読みたい。でも中途半端な作品を読むより圧倒される作品を待つほうがずっと良い。
posted by なっちゃん at 12:18| 静岡 ☁| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月23日

ピアノの森・15巻(限定版) 物語も音楽も見事に生かした限定版仕様

さんざん待たされた挙句の発売日の今日、近くのショッピングセンターにある○○屋書店に電話したところ、ピアノの森15巻が入荷しているのを聞きつけた。更に限定版の方は1冊だけ入荷していることを聞き、とりあえず取り置きしてもらい昼休みに出かけた。
限定版に付いているショパンコンクールの課題曲を収録したCDが誰の演奏家を確認しないと買う気になれなかったので(^^;

だが、ネットでいろいろ調べてみるとどうやらアニメでも演奏したアシュケナージと判明したので安心して購入した。
限定版の帯には「カイの音が聴ける!」と書いてあったが「カイの音?」とは何ぞやと考えてみると、これはもうアニメで使われたアシュケナージの演奏のこと以外にはないではないか。

ピアノの森 15 限定版 (15) (プレミアムKC)ピアノの森 15 限定版 (15) (プレミアムKC)
一色 まこと

講談社 2008-05-23
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CDの収録曲は以下の通り
・エチュード ハ長調 作品10-1
・エチュード イ短調 作品10-2
・ノクターン 第3番 ロ長調 作品9-3
・ワルツ 第8番 変イ長調 作品64-3
・ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
・ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64-1「子犬のワルツ」
・バラード 第4番 へ短調 作品52
・24の前奏曲 作品28から
 第13番 嬰へ長調
 第14番 変ホ短調
 第15番 変ニ長調「雨だれ」
 第16番 変ロ短調
 第17番 変イ長調
 第18番 へ短調
 第19番 変ホ長調
 第20番 ハ短調
 第21番 変ロ長調
 第22番 ト短調
 第23番 へ長調
 第24番 ニ短調


家に戻って(帰宅途中で半分程読み、いよいよカイの演奏の前で一旦止めた)CDを聞きながら続きを読んだら、確かにカイの演奏の順番通りにCDが収録されているのが判った。そこでもう一度カイの演奏場面に合わせてCDを最初から聞きなおすと、オオッ素晴らしい!!エチュード作品10-1と10-2の演奏が、会場に与えた風の雰囲気が見事に伝わってきた。この曲目の順番は絶妙と言える。

アニメで初めてピアノの森のピアノが鳴った。普通は読者の想像の音で彩られた物語が、実際の音楽と共にそこにあると一層感動が増すのを実感した。
優れた映画音楽がそうであるように、また適切な解説がされたクラシック音楽がそうであるように、感動を一層深めてくれる。

ショパンをほとんど聞いたことがないせいもあり、曲名だけではどんな音楽なのか全くわからない。また曲だけをただ聴いただけではその良さにも気がつかない。
それがこの物語と音楽が出会ってその両者が共に互いを助けてこれまでに味わったことのない感動を呼び起こしてくれる。

「ピアノの森」の優れた魅力の一つに、絵のみで音(音楽)を聞かせるところがあるが、ショパンコンクールという実際の現場でショパンのピアノ曲という現実の音がある以上、演奏曲を聞かずして本当のカイの戦い(生き様)を知ることはできないのではないか・・・とこのCDを聞いて初めて気が付いた。

この付録は15巻に限って言えばベストマッチングだと思う。
今後二次予選、本選へと続く(と思うが)なかで同様の限定版がでるようであればぜひ買いたいと思うほどだ。
posted by なっちゃん at 12:50| 静岡 ☁| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月28日

ピアノの森・15

3月21日に15巻が発刊されるそうだ。9ヶ月ぶりにカイに会える。
(注意:3月1日の講談社コミック発売予定を見たら、何と15巻の発売日が4月23日に変更されていた!・・・やはり恐れていたことが)

うっそー!(@ @)今日4月4日、限定版の噂を知り再度確認したら、何と15巻の発売日が5月23日に変更されていた!!信じられん・・・。へたをすると6月や7月の発売延期もあるんじゃなかろうか・・・・。同時発売の限定版にはCD(ショパンコンクール1次予選課題曲)が付くらしい。

ピアノの森 15 (15) (モーニングKC)ピアノの森 15 (15) (モーニングKC)
一色 まこと


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昨年夏に公開された映画は見に行かなかった。どうせ原作には遠く及ぶべくも無いと思っていたからだ。
イメージの音と実際の音のギャップにきっとガッカリさせられると思っていたからだ。
レンタルDVDが出回っても見ようとは思わなかった。のだがAmazonでの評価が意外に高かったのでついに負けて(^^;先週末借りてみた。

思ったほど悪く無い。期待してなかった分ガッカリせずに済んだ。
良かったのは実際のピアノ曲を演奏場面に合わせて聞けた事だ。マンガだと適当に音楽をつけてしまうため演奏場面の時間のゆっくりした流れをすっ飛ばしてしまうところがあるが、映画は実際に楽曲が必要とする時間だけ音楽が鳴るので臨場感が増す。この点は映画の利点といえる。
ただし、実際にカイの奏でる音とは思っていない。やはり読者(私)の創造の中での音色が最高だと思う。でも映画を見たせいで再び原作を読みたくなり、もう一度14巻まで読み直してみた。

うーん(*^ ^*)いいなぁ。素晴らしいよ!!傑作だと思う。
クラシック音楽を題材にしたマンガの中では最高の作品だと思う。
一色まことの作品はみんな好きだがこの「ピアノの森」これまでの作品とは少し違い、ドラマ性が一層高まり、絵も美しく一度読んだら決して忘れられない場面がいくつも登場する。

思いつくだけでも挙げてみよう。
1.カイがショパンの子犬のワルツがどうしても弾きたくて、あれほど反発していた阿字野先生に教えを請いにいくところ。
2.その単調な練習の中で森のピアノに目覚めたところ。
3.友人だったカイを初めてライバル視した雨宮の決意。
4.コンクール当日に初めて出会うカイの母レイと阿字野(レイちゃんは心底阿字野に感謝しその後ずっと敬愛している)。
5.コンクール会場で便所姫こと誉子とのエピソード(この出会いと二人のやり取りは秀逸)。
6.見事(?)落選したカイが本気でピアノに立ち向かおうとする矢先に起きた森のピアノの最期。
7.5年後、留学先から一時帰国した雨宮がカイ(マリア)に出会うところ(ここのところは特に好き、女装したカイの美しいこと!)。
8.下宿(?)先の床や壁にびっしりと書き込まれたカイの勉強の跡(小学校時代はサボりまくっていたカイがどうやって秀才になったかは大いに興味あるところだ)。
9.健気にカイとの再会を夢見ていた誉子がやっとのことでカイと再会するところ。
10.ショパンコンクールのためポーランドに来たカイのバイト先の主との出会い。

等など、まだいっぱいある。
青年誌への掲載ということもありきわどい内容も豊富だが、それが決してマイナスになっていない。むしろカイの精神世界を深めているとさえ思える。こういう作品に出会うといつまでも終わりが来て欲しくないと思うもの。
ただ雑誌への掲載スピードが非常に遅い、否、遅すぎることもあって当分終わりそうもないが早く続きを読みたいと思うのも事実だ。

posted by なっちゃん at 20:22| 静岡 ☀| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月24日

ピアノの森・14

連載を読むのを止め、単行本になってから読もうとの考えは大正解だった。しかも今回の14巻は久々に心地よく、カイの奏でるピアノに酔った。

最初のエピソード「ヤヌシはヤン」にそれが一番よく感じる。
呑んだくれの店主の家にあるピアノをコンクールの練習に使わせてもらうために、必死でゴミ溜めのような店を綺麗にし、いつの間にか店主の気持ちを変え、カイの弾くピアノに誘われるように店に客が集まりだす。今ではさっぱりと身奇麗になった店主がカイのことを語る。「ひと月前、初めてカイがこの店に来た日のことを思い出さない日はないよ。」
これこそ「ピアノの森」の醍醐味と言って良い。
これまでの物語でも、カイとカイの奏でるピアノに心洗われその周りに友情が広がっている。雨宮との場合は今では逆転した友情になってはいるが、きっかけは同じだ。一色まことの作品には人情が付きものだが、それが読者を満足させる。

絵もまた綺麗で、音が聞こえるような描写は相変わらず素晴らしい。
どうかこのまま何巻も続いてくれるのを願うばかりだ。

406372610Xピアノの森 14 (14)
一色 まこと
講談社 2007-06-22

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posted by なっちゃん at 17:57| 静岡 ☔| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

ピアノの森 13

Amazonで予約注文してようやく今日届いた。同日発売の「スーパーマン・リターンズ」も一緒に予約したせいなのかどうかしらないが5日も遅れたのには参った。ま、そんなことはどうでもいい。

週刊モーニングを時々読んでいたので新鮮な感動が薄れてしまう。
やはり単行本で初めて読むのが一番だ。連載中は読むのは止めよう。
以前も書いたが、週刊誌の絵とコミックの絵は印象が大分違う。
縮小されたコミックの絵の方が繊細で美しい印象を与える。
物語ももちろん良いがカイの姿の美しさが作品の重要なポイントだ。
この13巻の表紙のカイの絵もとても美しい。

来年の夏にアニメが公開されるが、原作と映画は別物と考えるべきだろう。
でないとがっかりする事になる。思い入れが深いほどそうなるのが常だから。
アニメ「ピアノの森」公式サイト (今のところトップページだけ)

パンウェイは阿字野の隠し子じゃないのかなぁと思う。半分日本人の血があるというし、真似なくても音が似てるのは遺伝的な部分じゃないのかな。
posted by なっちゃん at 22:37| 静岡 ☀| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

ピアノの森:第13巻がいよいよ発売

ピアノの森 13 (13)ピアノの森 13 (13)
一色 まこと

講談社 2006-12-22
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楽しみだなぁ(^^)

連載のほうも再開したらしい(まだ見てないが)
http://www.e-1day.jp/morning/magazine/2006/12/07_0000.html
posted by なっちゃん at 13:40| 静岡 ☁| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

一色まことの「ハッスル」

現在このコミックは絶版状態で古本(オークション)で手に入れた。でも、これはスゴイ作品だ。強いて言えば「花田少年史」と「ピアノの森」を合わせたようなパワフルな内容とでもいったらいい。青年コミックなのでよい子たちには到底見せられない場面が沢山ある。が、そんなのは実は大したことではない。予想外の展開で全6巻を一気に読ませる面白さがあり、最後までハラハラドキドキさせてくれる。舞妓がプロレスラーになるまでの成長物語とでもいうべき作品なのだが、主人公と取り巻く人々との人情物語やハチャメチャなギャグシーンは「花田少年史」、主人公の素質を開花させていく過程が「ピアノの森」を髣髴させる。キャラクターもよく似ている。(犬の描き方がこの作者の場合は独特)。ただし最終巻の試合の場面はかなりショックな内容で若干後味の悪さもあるが傑作であることは間違いない。

作者の一色まことという人はどんな人なんだろうかと思う。現在またも「ピアノの森」が休載しているが、こうも休載するなんてプロ意識に欠けるとも思うが、その辺りの気質が作風に影響しているのかもしれない。

ハッスル 1 (1)
一色 まこと
4091843018 ハッスル 2 (2) ハッスル 3 (3) ハッスル 4 (4) ハッスル 5 (5) ハッスル 6 (6)
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2006年08月06日

「ゲド戦記」を観て

昨日の土曜日に家族3人で観に行った。
娘と妻は共に良かったと言った。中学3年の娘はとても感動したようだ。これまでのジブリ作品では一番感動したと言った。妻は前回一緒に観た「千と千尋の神隠し」と同じく「名前」が重要なモチーフになっていることに感心したように感想を述べた。またクモ役の田中裕子がすごく上手いとも。

で、私だが、二人には言わなかったがかなり不満を持っていた。
良くも悪くも新人監督らしい作品で、いい部分もあったがそれ以上に不満が大きかった。ちょうど小説、特に純文学を読むような印象をもった。真面目であるがユーモアが下手、あまり読者(観客)のことは意識しない・・・というか意識する余裕がない・・・というより本人は読者サービスのつもりなのにそれが伝わってこない・・・・方法がわかってない。つまり経験不足なのだ。
これまでみたジブリ作品では一番物語りに集中できなかった。映像を追うよりも観客の静まり返った様子が気になってしまう程、話の展開が退屈に感じてならなかった。
これはハリウッド風の観客の興味を逸らさない展開とは異質のもので、先に書いたように小説を読むような感じなのだ。小説は作家一人で作るものだからまず第一に作者の思いが優先される。特に純文学はそれが顕著だ。したがって最初は退屈でなかなか興味がもてず、我慢して読み進めていくうちに徐々に興味が沸き、ある時点からようやく全体が見え始め、核心に至り一気に面白くなるものがある。それに似ていた。
さんざん不満を述べたが、実はとても良かったのも事実なのだ。アニメーション(映像の美しさ・動きの見事さ)の質はさすがジブリ作品で堪能した。また、これまでにない主人公の表情(目を剥き出した主人公はこれが初めてではないだろうか)と性格(テルーに「命を大切にしないやつなんかだっ嫌いだ」と言わしめた自暴自棄でニヒルな部分)に驚いたし新鮮だった。岡田准一の声はちょっと低くてアレンの顔のイメージに合わないと最初は思った。テルー役の新人手嶌葵は意外に良かった。朴訥なキャラクターの感じがぴったりあっている感じだった。
実際の映画を見る前に予告編やテルーの唄など事前に情報を取りすぎていたのが災いして、素直に鑑賞できなくなってしまったのも不満の原因かもしれない。DVDが出たらもう一度落ち着いて観たいと思う。

原作を買ってみたものの、忙しくてほとんど読んでいないので(^^;
どの程度変わっているのかよく判らないが、ゲドやテナー、そしてクモの過去の関係がよく判らないのでいまひとつ消化しきれない部分があった。また娘が感動したという生と死についての主人公達のやり取りも、もうひとつ私には訴えてこなかった。言葉で直接説明するより、行動とさりげないセリフで暗示させてくれた方が私は好きなのだが、ゲドの立場でアレンに語ればこのようになるのは当然なのかもしれない(原作もそうらしい)。
一つ気になったのは音楽(情景・効果)の付け方である。すこし多用しすぎだと思うほどいつも鳴っている感じがした。物語の盛り上がりを音楽で煽るようだと返って興ざめする。

一番良かったのは残り15分くらいからラストにかけて。これでこれまでの不満がほぼ解消された。
テルーは竜の化身だったのか?それとも竜がテルーに乗り移り蘇生させたのか?ゲドが彼女を最初に見たときに不思議がったところが暗示のように思うが、原作にはテルーは出てこないじゃないか?
この点に関して今ウィキペディアで調べてみたら、テルーは映画の原作になった3巻目ではなく4巻目以降にでてくるらしい。(参考)ウイキペディア「ゲド戦記」
また、映画はオリジナルとは異なり3巻以降を独自に脚色したものだという。なあるほど。

ジブリホームページの監督日誌や製作日誌をこまめに見ていたので、やや厳しい評価になってしまったがそれなりに良い作品だと思う。単純なテーマでないので本当に味わうには少し時間が掛かるようだ。


ゲド戦記 全6冊セット
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2006年04月23日

待ちに待った「ピアノの森」第12巻

1巻から11巻まで一気呵成に読んだので本当に待ちに待った第12巻だった。待つのが苦しかった(^^;
途中週刊モーニングを立ち読みしたりしていたが、11巻目の終わりからのストーリーが掲載された後かなり経ってからだったので話がよく判らない状態で消化不良でもあり、早く続きが読みたかった。
ひとつ不思議に思ったのは、週刊モーニングに掲載された絵が単行本になったものと感じが違って見えたことだ。原画の大きさにほぼ近い週刊誌の絵と縮小された単行本の絵が違って見えるのは不思議なのだが、紙質の違いと縮小された方が線が細くなり緻密に感じられるせいなのかよく判らないが、今こうして12巻目を見てもこちらの方がきれいに思うのだ。
そして物語はやはり素晴らしい。カイのピアノに向かう姿はとても美しいと思う。雨宮との友情がだいぶ複雑な局面を迎えているがこれも物語に厚みを与えてくれる。次の13巻目までいったいどれくらい待てばいいのだろう(T T;
話は変わるが、同じ一色まこと作「花田少年史」が実写映画になるそうだ(^^;;えーっ徳子役は誰だろう。花田少年史公式サイト

ピアノの森 12 (12)ピアノの森 12 (12)
一色 まこと

ピアノの森―The perfect world of KAI (11) ピアノの森―The perfect world of KAI (10) ピアノの森 9 (9) ピアノの森 7 (7) ピアノの森 8 (8)

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2006年04月16日

ゲド戦記

この夏封切られるジブリのアニメ「ゲド戦記」の予告編ジブリのホームページで配信されている。先ほど見たのだが、ここに流れている「テルーの唄」が大変素晴らしい!! 素朴な歌いだしで始まるこの歌を聴きながら映像を見ていると思わず涙ぐんでしまう。本当に美しい歌だと思う。
この歌に見合う作品であることを願いたい。

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2006年04月02日

アニメ「花田少年史」

もともと「花田少年史」は今年になって初めて知ったので放映中のアニメは当然見たことが無かった。コミックを読み印象的だったので(娘も妻もコミックで大ファンになった)レンタルDVD(全9巻26話)を借りて見た。コミックとアニメは大概変わるものだが驚いたことに原作とほとんど同じ内容になっている。子供向けとは思えないシーンもあるがあえてそのまま描いているのが良いと思った。
アニメだから声がつく。一体どういう声だろうと期待してみたが、主人公である花田一路の声はピッタリとあっているが、姉の徳子(デブスマンと一路から呼ばれている)がやけに可愛い声なのにちょっと戸惑った。だがこれも見続けるうちに慣れてきた。
もとから人情を描いた作品だがアニメになって一層強く訴える作品になったと思う。何度も涙ぐんだ。ギャグも傑作で(間の取り方が良いので)家族で大笑いした。
主題歌は、オープニング「The One」、エンディング「Drowning」ともに「バックストリート・ボーイズ」の曲が使われている。初めて聴く英語の曲だがとても良い。オープニングは少年の快活さが感じられるし、エンディングは一路の心のやさしさを感じる。
何度でも見て楽しめる傑作アニメだと思う。
※2003年12月シンガポールで開催された第8回「アジアテレビジョンアワード」で「花田少年史」が長編アニメーション部門最優秀賞を受賞している。

花田少年史(1)
花田少年史(1)くまいもとこ 矢尾一樹 田中真弓

おすすめ平均
stars懐かしさもあり笑いあり涙あり感動アニメ
starsノスタルジーアニメ
starsはじまりはじまり
stars最高です!
starsこれぞ名作!!です!

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2006年02月07日

まぁこんなものかな「のだめカンタービレ」

14巻まで読み終えた。話の展開は面白いが音楽(演奏)表現が下手なので盛り上がりに欠けるのが残念。作者の力量がこの程度なので致し方ない。
「ピアノの森」より先に「のだめ」の方を読めばもう少し評価は高くなったかもしれない。
でも、やはり「ピアノの森」は本当に素晴らしいと思う。


posted by なっちゃん at 19:02| 静岡 ☔| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

「花田少年史」(全5巻)を読んで

変チクリンな顔をした男の子が主人公で、この風変わりなタイトルの漫画を読んだ。作者は一色まこと。この作家は女性らしいが、おチンチンに妙な愛着をもっている。「ピアノの森」でも出てくるし、この「花田少年史」では少年の可愛いやつと老人のそれもリアルに出てくる(といっても全部ではなくはみ出した状態で一部だが)まぁ、それは良いとして(^^;
物凄くオーバーなギャグ(花田少年とその家族)と思わず目頭が熱くなる程人情豊かな場面(これを演じるのは主人公の花田少年ではなく脇役の人々だ。彼は主人公でありながら狂言回しの役を演じている)が描かれている。この作家は一体どういう人なんだろうと思う。
漫画タッチ(過激なデフォルメ)のギャグと劇画タッチのドラマが予想もつかない激しさで展開する何とも不思議な作品だ。

花田少年史 (1)
花田少年史 (1)一色 まこと

おすすめ平均
starsお勧めしたい。
stars一色マンガはいつも最高
starsなんて爆笑!なんて感動!
stars本当に感動しました
starsこれぞ名作!

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花田少年史 (2) 花田少年史 (3) 花田少年史 (4) 花田少年史 (5)
posted by なっちゃん at 22:57| 静岡 ☀| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

面白くなってきた「のだめカンタービレ」

10巻まで読んだ。充分面白い。ギャグにも慣れた(^^;
おバカなのだめが本気になるあたりから緊張感が生まれ、やっと音楽が聴けるようになってきた。ただ、一色まことの描く「ピアノの森」の演奏画面と比べると構図と絵の表現力が未熟で姿はあっても音があまり聞こえてこない。説明のための演奏風景になっている。もっと勉強して欲しいところだ。(こういう比較は意味の無いところだろうが、例えばピアノの鍵盤の上に置かれた手の描写など描き込み方が全然違う、のだめ1に対してピアノの森は最低でも5以上と情報量が多い。平面的な空間(のだめ)と奥行きつまり空気の存在まで描くピアノの森では土俵が違うといえる。心理描写も同じことが言えるがもう止めよう、意味無いから)
まさか舞台が海外へ移るとは思わなかったが、のだめと千葉のコンビはなかなか面白い。音楽に没頭するなかでのだめのおバカ具合が妙に納得させられ、硬と軟が入り混じった面白い作品に仕上がっている。(硬と軟の印象比率は3巻までが0:10、4・5巻が2:8、6巻以降で4:6〜7:3と逆転しはじめた)



posted by なっちゃん at 09:57| 静岡 ☁| マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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